太陽電池によって光エネルギーを電気エネルギーに変換して電力を得る技術が一般的です。太陽光という無尽蔵・無公害なエネルギー源を使用するため、殆ど環境への負荷がありません。
既に電卓や時計など小規模装置の電源として用いられているほか、公共用の屋外照明燈などにも利用されており、個人住宅用のシステム導入も始まりつつあります。
しかしながら、これらの発電方法に必要なシステムはまだ高価であり、今後一層のコストダウンが課題とされているほか、他の発電方法と比べて発電効率が悪く、天候に大きく左右されるなどのデメリットもあります。
また、大規模な発電施設としては、太陽光を鏡で集光し、その熱で蒸気を得て発電する等の方法もあります。
太陽光発電を利用したトンネル(東京都港区)
クリーンで枯渇することがない風力エネルギーを活用して電気エネルギーに変換する技術です。各家庭や簡単な設備に設置可能な小規模なものから、風の強い適地を選んだ大規模のものまで実用化が可能であり、また発電コストも太陽光発電やディーゼル発動機を使用したものに比べて安価なことが特長です。
1974年に米国風力エネルギー協会が設立されるなど、欧米各国では以前から開発と設置に力を入れていますが、日本でも80年代から本格的な技術開発が始まり実用化が進められています。
しかし、大規模な発電施設を設置するには、年間を通じて発電に十分な風力に恵まれている必要があり、更には強風という過酷な環境下での長期稼動に対する安全性の問題や、発電コストの低減など、課題も多くあります。
風力発電(東京都世田谷区)
きれいなエネルギー技術
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