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国会等の移転ホームページ

ニューズレター「新時代」 第46号(平成16年4月) 一緒に考えましょう、国会等の移転

国会の動き

国会等の移転に関する政党間両院協議会

4月15日(木曜日)、国会等の移転に関する政党間両院協議会(第6回)が開催され、本協議会の議題である「国会の意思を問う方法」について、自由な意見の交換が行われました。
次回以降、論点を整理して、更に議論を進めることが確認されました。

韓国新行政首都建設に関する視察について

韓国では、新行政首都建設に向けた作業が進んでいます。昨年12月29日には新行政首都の建設を円滑かつ計画通りに推進するための根拠法となる「新行政首都建設のための特別措置法」が国会本会議において可決されました(「新時代」vol.44参照)。このため、国土交通省ではこれらの状況を調査するため、国会等の移転を担当する松浦大臣官房審議官らが3月9日から11日まで韓国を訪問し、政府の新行政首都建設推進支援団(以下「支援団」という。)との意見交換を行うとともに、忠清圏の視察を行いました。

1.新行政首都建設推進支援団との意見交換


韓国新行政首都建設推進支援団

「新行政首都建設のための特別措置法」が可決に至った経緯、本年末の新行政首都建設予定地決定までの作業スケジュールなどについて、支援団にヒアリングを行いました。
支援団からは、法律案可決に至る関係者の努力、本年末の移転候補地決定に至る作業内容、候補地の条件などが説明されました。

2.忠清圏の視察

移転候補地は、本年末に忠清圏(忠清北道、忠清南道、大田広域市一円;ソウルから南に100kmから150km)の中から指定されることが決まっていることから、忠清圏の視察を行いました。


新行政首都建設推進体制


忠清圏(忠清北道、忠清南道、大田広域市)の位置


「オンライン講演会」を開催しています

国土交通省の国会等の移転ホームページでは、これまで学界、経済界等各界の有識者を講師にお招きして講演会を開催しています。3月以降、新たに下記の講演を追加しましたので、是非ご覧下さい。
(ホームページアドレス:http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/onlinelecture/index.html

高城 修三氏(作家)
昭和22年香川県生まれ。昭和53年『榧の木祭り』により芥川賞受賞。その後、作家活動に入る。

高城 修三氏の写真テーマ:「歴史に見る都の移転と分散」
項目

  • 強大な文明との対峙と「遷都」
  • 古代における首都機能の移転・分散「陪都(ばいと)制」
  • 分権型社会が日本本来の形
  • 権力の相互牽制システムとしての陪都制
  • 日本の歴史的なパターンと日本人の精神的態度
  • 遷都の意思決定メカニズム
  • 首都機能移転は時代の要請
  • 現代社会に求められる陪都制

戸所 隆氏(高崎経済大学教授)
昭和23年群馬県生まれ。立命館大学教授を経て、平成8年から高崎経済大学教授。現在、高崎経済大学附属地域政策研究センター所長。

戸所  隆氏の写真テーマ:「情報化時代の国土構造を創造する首都機能移転都市像」
項目

  • 大きな構造変化の中にある今の日本
  • 時代の変化と地域・社会構造の関係
  • 新しい時代のリーディングシティと首都機能移転
  • 階層型ネットワーク構造から水平型ネットワーク構造へ
  • 構造転換を妨げる様々なミスマッチ
  • 百年の大計として考えるべき国土構造の再編成
  • 新しい国土構造の形成と首都機能移転都市像

石井 幹子氏(照明デザイナー)
東京都生まれ。フィンランド、ドイツの照明設計事務所に勤務後、昭和43年石井幹子デザイン事務所を設立。平成12年に照明デザインへの貢献により紫綬褒章を受章。

石井  幹子氏の写真テーマ:「新しい都市像に求められる演出」
項目

  • 新しい都市をつくることの意味
  • ショーケースとしての首都機能移転新都市
  • 都市演出における「夜景」の大切さ
  • 21世紀型の都市像とは
  • 日本人としての「五感」を取り戻した都市デザイン
  • 照明から考えるこれからの都市づくり

川村 亨夫氏(早稲田大学大学院教授)
昭和26年福岡県生まれ。昭和58年国連本部に入り、国連事務総長室法務官、国連本部財産査察審議会議長の兼務を経て、平成9年から現職。

川村  亨夫氏の写真テーマ:「首都機能移転を具体的に進めるためにすべきこと」
項目

  • 首都機能移転と日本人の遺伝子の関わり
  • 3地域への分都という考え方
  • ドイツと韓国における首都機能移転
  • これから訴えるべきものとは何か
  • 危機管理体制の充実と首都機能移転
  • 首都機能移転を進めるときに忘れてはいけないこと
  • 「この指とまれ」方式に見るコンセンサスの醸成
  • もう1歩踏み込んだ首都機能移転の議論を
  • 21世紀に自信を持つために

トピックス

最近の国会等の移転に関する各地域の主な動き
  • 国会等の移転に関する政党間両院協議会委員と首都機能移転先候補地8府県知事との懇談会が、3月30日、東京都内で開催され、活発な意見交換が行われた。
  • 首都機能移転先候補地8府県知事による「第1回首都機能移転研究会」が、前出の懇談会に引き続き開催。全国知事会の下に研究会を設置し、幅広く議論できるように働きかけていくことが提案。また、各界有識者との懇談会を開いて危機管理、地方分権、分散・分都などについて検討を深めること、新たなキャッチフレーズとして「日本の安心と元気、構造改革は首都機能移転から」を活用していくことを確認。
国会等の移転ホームページ内の「意見交換スペース」について

国会等の移転ホームページ内の「意見交換スペース」では、皆様から寄せられた国会等の移転に関するご意見を公開しています。どなたでも自由に発言できますので、是非ご利用下さい。

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