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国会等の移転ホームページ

Webニューズレター新時代Vol.70 〜一緒に考えましょう、国会等の移転〜

ブラジル連邦共和国(ブラジリア)

上下両院の性格を表した議事堂の形
ブラジル連邦共和国の国会議事堂

ブラジル連邦共和国の国会議事堂

ブラジリアにある国会議事堂は、ブラジル出身のモダニズムの建築家として名高いオスカー・ニーマイヤー氏の設計によります。正面から見ると、左側に半球を伏せた形の上院の議事堂、右側には反対に半球を上に開いた形の下院の議事堂があり、間に議会事務局が入っているツインタワーがあります。ニーマイヤー氏によると、上院は保守的な性格の議会なので上に閉じた形、下院は人々の声をよく聞き新しいアイデアを出すべき議会なので上に開いた形にした、とのことです。このように「議会」の性格を形に表した議事堂は、世界にただ一つしかないと言われています。

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パラオ共和国(マルキョク)

世界にアピールするシンボルとしての議事堂のデザイン
パラオ共和国の議会等が入る建物

パラオ共和国の議会等が入る建物

マルキョクにある大統領府や議会の入る建物は、西洋風の白い建物で、米国の大統領府と同様に「ホワイトハウス」と呼ばれています。1994年に独立したばかりのパラオでは、議事堂のデザインを米国の建築事務所に依頼し、いくつかの案を出させました。その中には他のミクロネシアの国にもある伝統的なものもあり、それが良いという議論もありましたが、あえて、欧米の議事堂で多く採用されているデザインを選択したそうです。その狙いは、パラオは独立国として、世界に対し欧米先進国と同様に「文明、民主主義、自由」の国であることをアピールしたい、との思いがあったとのことです。

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※この記事は、ミノル F.X. ウエキ駐日パラオ共和国大使の御協力により取りまとめました。ここに記して感謝の意を表します。(同大使館への訪問の様子は、Webニューズレター71号「大使館訪問記」において詳しく掲載する予定です。)

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問い合わせ先

国土交通省 国土計画局 首都機能移転企画課
Tel:03-5253-8366 Fax:03-5253-1573 E-mail:itenka@mlit.go.jp