我が国の国土は、森林や農地、住宅地など、人の営みを通じて有効に利用・管理され、また、人も自然と共に暮らしてきました。しかしながら、近年、間伐などが適切に行われていない森林や耕作されない農地、都市内の低未利用地(空き地や空き店舗など)が増加する傾向にあり、今後、人口減少が本格的に始まる中でこのような傾向はますます増大し、これまで私たちが適切に働きかけることで形づくられてきた我が国の国土の豊かさ、美しさが失われていくおそれがあります。
このようになることなく、国土から得られる豊かな恵みを将来の世代へと受け継いでいくためには、土地所有者や公的な主体による努力を基本としながらも、国民一人ひとりが国土に愛着を持ち、直接的・間接的に(※)様々な方法で、美しく豊かな国土の保全・形成に取り組んでいくこと(これを『国土の国民的経営』と呼んでいます。)が大変重要です。
(※)直接的な取組:植林や間伐、農作業など人が実際に土地を保全、利用する活動
間接的な取組:地元農産品や地域材製品の積極的な購入、活動に対する募金や寄付など