平成25年10月より、ライフジャケット等の型式承認試験基準が改正されます。
不注意膨脹試験:
製品に様々な角度からシャワーで水を噴霧し、自動膨脹装置が誤作動を起こさないか、作動速度に影響が無いかどうか確認します。 (膨脹機構を有する物件のみ適用となります。)
材料・部品の試験:
生地、ファスナー、バックル等強度のかかる部品・材料について、材料・部品単位でも強度試験を行うこととした他、併せて、太陽光に長時間暴露されることを想定した環境試験も行い、著しい製品強度の低下が無いことを確認します。
膨脹試験:
高温時(摂氏65度)及び低温時(摂氏0度以下)の環境下に一定時間保存し、厳しい温度条件下でも問題無く作動することを確認します。
強度試験:
ヘリコプター等からの引き上げ救助の際、瞬間的に非常に大きな荷重が製品に加わることが想定されますので、従来の約2倍の重さの荷重を負荷して製品が破損しないかどうか確認します。
<注意> 型式承認試験基準は、様々な使用方法・環境条件を想定し、また、製造者の知見も得た上で制定されておりますが、この基準に適合することによりどのような条件・環境であっても正常に作動することが保証されているわけではありません。 正常に作動させるためには、正しい使用方法・保管方法を十分に理解するとともに、日頃よりメンテナンスを行う事が重要です。 メンテナンスの詳細についてはこちら