昨今のICTの急速な進歩により、船舶の世界も大きく変革しようとしています。IoTやビッグデータといった先進的な技術を船舶に取り入れることで、船舶の運航中の状態をリアルタイムに監視し、故障を事前に察知するなど、船舶の安全性能を大きく向上させることが可能となります。
また、世界経済の発展に伴って今後も海上荷動き量が増加すると考えられる中、船舶の環境対策も喫緊の課題となっており、造船事業者や海運事業者では、LNGなどの環境に優しい代替燃料で航行する船舶の開発・導入の検討が進んでいます。
このような背景を受けて、海事局では、IoT活用船や代替燃料船といった先進的な船舶の導入を促進するため、「先進船舶導入等計画認定制度」(※)を2017年10月より開始しました。
また、造船事業者や海運事業者による先進船舶導入等計画の策定を支援する制度や、策定した先進船舶導入等計画に従って行う研究開発を支援する制度も設けています。(本制度による支援は終了しました。)
海事局は、先進船舶の導入を推進し、船舶の安全性・環境性能の向上と海事産業の国際競争力の強化を進めて参ります。
※造船事業者や海運事業者が策定する、安全性の高い「IoT活用船」や環境に優しい「代替燃料船」の研究開発、建造、導入に向けた計画を国土交通大臣が認定する制度。
1.補助が終了した事業一覧について(PDF)
2.補助が終了した事業の実績について(PDF)