ミッション・トピックス
法律・予算・税制
審議会・報告書等
テロ・保安・災害
IMOコーナー
海のイベント
統計・白書
用語集

外航海運
内航海運
運航労務監理
造船・舶用工業
船舶の安全・環境
船員養成・雇用
海技資格・免許
モーターボート競走
油濁損害賠償保障制度

関係機関とのリンク
目安箱(ご意見募集)

キッズルーム
船旅の魅力

船舶産業


FRP船リサイクルシステム

<問い合わせ先>
国土交通省海事局船舶産業課舟艇室
(内線43654)
TEL:03−5253−8111(大代表)

1.「FRP船リサイクルシステム」について

 FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)は、軽量、高強度で耐食性に優れた材料であり、昭和40年代後半から小型船舶の原材料として主流となっていますが、廃船時の処理においては、製品特性上、「高強度で破砕困難」「運搬するには大きく」、これに加えて、「全国に広く薄く分布」しているため、適正な処理ルートが確立されておらず、自治体においても処理困難物とされ引き取りが行われていませんでした。
 このため、不用となったFRP船は海洋・河川へ不法投棄されてしまい、そのことが社会問題化し、また、今後、廃FRP船が大量発生する見込であるため、「FRP廃船高度リサイクル構築プロジェクト」を立ち上げ、平成12年度から15年度にかけて、FRP船をセメントの原燃料とするリサイクル技術やリユース技術等を確立しました。
 FRP廃船のリサイクルシステムの確立を受けて、(社)日本舟艇工業会が廃棄物の処理及び清掃に関する法律による「広域認定制度」を活用し、平成17年11月から一部地域において運用を開始し、平成20年度より全国47都道府県において本格運用を実施しています。

なお、「FRP船リサイクル」の申込み等につきましては、こちらをご覧下さい。

FRP船リサイクルの工程

2.不法投棄の防止に向けた取り組み

 実施主体である(社)日本舟艇工業会をはじめ、自治体、日本小型船舶検査機構、マリン事業協会、水産庁、海上保安庁、地方整備局、地方運輸局などが連携し、「FRP船リサイクルシステム」の周知広報に協力しています。
 ユーザーの方々に「FRP船リサイクルシステム」が認知され、不用となったFRP船が「FRP船リサイクルシステム」を利用して適正に処理されることにより、不法投棄も防止されることとなります。
 不用となったFRP船を所持しているユーザーの皆さん、環境に優しい「FRP船リサイクルシステム」をご利用下さい。

FRP船リサイクルシステムマーク