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水先人とは?

船舶を安全かつ迅速に導く、それが「水先人」の使命です

水先人は船長を支えるアドバイザーです

普段私達が生活している陸上とは違い、海はとても広く感じられます。
このため、一見船はどこを通ってもいいように思われがちですが、実は陸上と同じく、航行安全のためのさまざまなルールが定められています。

例えば、船の通る道(航路)もきちんと決められていますし、灯台を始めとする標識(航路標識)も数多く設置されています(中には「浮標」といって、海の真ん中に浮かんでいるものもあります。)。
安全のための取り組みは、海上でも変わりはありません。

日本周辺の海は、漁船、旅客船、タンカーや貨物船といった大小様々の船舶が常に行き交っています。特に港の周辺等では船舶が集中し、大変混雑しています。また、海上では、波、風、潮流といった自然条件が刻々と変化しています。
そのような中、船長は、時には全長300mにも及ぶ大型船を安全に航行させるため、最大限の注意を払っています。

しかし、どれほど優秀な船長でも、すべての水域の事情を把握するのは不可能です。そこで、航行が輻輳する水域を航行する際や入出港の際には、その水域特有の事情を熟知している専門家にアドバイスを受けることになります。その役割を果たすのが「水先人(パイロット)」です。

水先人は安全な航行のサポーターです

大型船の操船には、想像以上に多くの危険が伴います。小回りがきかないため、航行の際には十分な広さや水深を必要としますし、障害物を見つけて急停止しようとしても、数キロ先まで進んでしまうこともあります。さらに、船舶は、波、風や潮流の影響を受けやすいため、天候の急変や潮流の変化にも常に注意していなければなりません。

これだけの困難がある中、水先人は卓越した知識や技能を駆使して、船舶を安全かつ迅速に導いています。水先人が乗り込んだ場合の安全率はそうでない場合の9.7倍にもなるとも言われており、その効果は絶大です。

水先人は私たちの生活を支えています

日本は食料、燃料や工業用原材料といった資源の多くを輸入に頼っており、その99%以上が船舶によって運ばれています。これら大量の貨物を運ぶため、毎日数多くの船舶が日本の港を出入りしています。私たちの生活は、船舶によって支えられているのです。

このため、もし船舶が予定通りに入港できなかったり、事故を起こしたりして物流が停止してしまうと、経済に混乱を来し、私たちの生活にも大変な影響が及ぶこととなります。

そうした事態を防ぐため、水先人は日夜働いています。水先人は、船舶の安全を通じて私たちの生活を支える、縁の下の力持ちなのです。

水先人は日本全国で活躍しています

現在、全国35箇所の港や船舶交通の輻輳する水域が水先区として設定されており、650名あまりの水先人が、日々現場で活躍しています。

※危険物積載船:原油や液化石油ガス(LPG)等、危険性の高い貨物を積載している船舶

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