国土交通省海事局
サイトマップサイト検索国土交通省HP
ミッション・トピックス
法律・予算・税制
審議会・報告書等
テロ・保安・災害
IMOコーナー
海のイベント
統計・白書
用語集

外航海運
内航海運
運航労務監理
造船・舶用工業
船舶の安全・環境
船員養成・雇用海技資格・免許モーターボート競走
油濁損害賠償保障制度

関係機関とのリンク
目安箱(ご意見募集)

キッズルーム船旅の魅力
海技資格・免許

水先人になるためには

<問い合わせ先>
国土交通省海事局海技資格課水先係
(内線45324)
TEL:03−5253−8111(大代表)

  水先制度とは、船舶交通の輻輳する港や交通の難所とされる水域を水先区(全国35 区)として設定 し、水先区を航行する船舶に免許を受けた水先人(PILOT)が乗り込んで、船長のアドバイザーとして船舶を導くことにより、船舶交通の安全を図り、合わ せて船舶の運航能率の増進に資するものです。

朝靄の中の早朝の入港・大阪湾

朝靄の中の早朝の入港・大阪湾

  海上では、風、波、潮流といった自然条件が刻々と変化し、また、多数の船舶が行き交 う水域では、航行安全のために個別の海上交通法規が定められ、交通管制も実施されています。
  船舶がこれらの水域を安全に航行するためには、当該水域の事情に精通した水先人が船舶に乗り込み、水先人から当該水域事情に応じ た船舶航行に関してアドバイスを受けることが重要です。

船舶を導いている水先人

船舶を導いている水先人
(左から水先人、操舵手、船長)

  水先人は、浅瀬や潮流等の自然条件、他の船舶や操業中の漁船等の状況を把握しつつ、 また、海上交 通センターが置かれている水域では、所要の報告、情報入手を行いながら、複雑な水域事情等について専門的な知識を有する船舶航行の専門家として、船長に針 路や速力等をアドバイスします。
  航行時には、視界や天候の急変等、緊張が高まる場面に遭遇することも少なくなく、船舶を安全に航行するためには、専門的かつ高度 な判断が求められています。

水先区と強制水先区

水先区と強制水先区

水先業務の流れ

朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
1.  業務 の依頼は、通常の場合、電話やファックスで船会社や船舶代理店から水先人会事務所に連絡されます。
  パイロットは、まずボートの基地から水先艇と呼ばれる小型のボートに乗って沖合に到着する船舶へと向かいます
朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
2.  パイ ロットを要請する船舶に到着したパイロットは、船舶の側面に吊された「パイロットラダー」と呼ばれる縄ばしごに乗り移り、船舶に乗り込みます。
  この「乗船」という行為は、高い波や強風のあるとき、あるいは、夜間にも行われ、また、大型の船舶では相当な高さを登らなければ ならず、危険をはらんでいます。
朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
3.  船舶 の最上層にある「船橋」と呼ばれる操舵室で船長から船舶の性能など操縦に必要な情報を聞き、また、パイロットからは航行計画や港の状況など必要な事項を船 長に説明して針路や速力を指示します。
朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
4.  東京 湾や瀬戸内海など船舶交通の混雑する水域では、海上保安庁の航路管制官との無線通信により、安全な航行に必要な情報の交換を行いつつ、目的地へと船舶を進 めます。
朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
5.  浅瀬 や潮流など自然条件を考慮し、他の船舶や集団操業中の漁船との衝突を避けるため、注意しながら航行しますが、時には濃霧に遭遇したり、航行規則に違反する 船が接近することもあります。
朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
6.  港に 近づくにつれて周囲は大小さまざまな船舶で混雑します。
  速力を調節し、入口防波堤の近くまでくると、タグボートが支援に加わります。
  大型船は、速度が 遅くなると舵が利きにくくなり、微妙な制御ができません。
  そこで、パイロットは、トランシーバーを用いてタグボートを駆使し、船舶の動きを制御します。
朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
7.  港内 を進み、目的の岸壁や桟橋に近づくと、船舶のエンジン操作やタグボートに対する押し引きの指示が頻繁になり、全神経を安全な操船に集中します。
  風や潮流を考慮しながら岸壁に接近し、毎秒数センチメートルのゆっくりとした速さで着岸します。
朝靄の中の早朝の入港・大阪湾
8.  着岸 後、船を岸壁に係船して業務を終了します。
  水先証明書に船長のサインをもらい下船します。

  水先人になるためには、船舶の航行に関する深い知識と経験が必要なため、我が国にお いては、国土交通大臣の免許を受ける必要があり、次の三つの要件を備える方が免許を受けることができます(水先法第5条)。

  1. 1級から3級の資格別に下表の乗船履歴等を取得していること。
  2. 1級から3級の資格別及び水先区ごとの登録水先人養成施設の課程を修了したこと。
  3. 国土交通大臣が行う水先人試験(身体検査、筆記試験、口述試験)に合格すること。

水先免許取得のフロー図
免許取得に必要な乗船履歴等

船舶
(沿海以遠)
職名 期間 海技免許
1級水先人 3,000G/T以上 船長 2年以上 三級海技士(航海)以上
2級水先人 3,000G/T以上 一等航海士以上 2年以上 三級海技士(航海)以上
3級水先人 1,000G/T以上 航海士以上
又は実習生
1年以上 三級海技士(航海)以上
登録水先人養成施設

3級水先人 2級水先人 1級水先人
養成内容 座学  【科目:航海・運用・法規・英語】
操船シミュレーター
商船等乗船訓練
タグボート乗船訓練
水先現場訓練
合計期間 2年6月 1年6月 9月
資格別水先業務の範囲

  登録水先人養成施設については、現在以下の三つの機関が登録されています。
  新たに水先人になるためには、登録水先人養成施設の課程を受講しなければなりませんが、資格別・水先区別に課程の設置機関が異な るため、各課程の募集等については、(財)海技振興センターにおいて総合案内しております。

登録水先人養成施設

総合案内