水資源

日本の水資源の現状と課題

印刷用ページ

  • わが国の年間の降水量は約6,400億m³ですが、そのうち約36%は蒸発散し、残りの約4,100億 m³が日本の国土で我々が最大限利用することができる理論上の量(水資源賦存量)です。実際に使用される年間の水量は、2012年の取水量ベースで、生活用水として約151億m3 、工業用水として約115億m3 、農業用水として 約539億m3 であり、その合計量は約805億m3になります。この他、養魚用水、消・流雪用水、火力発電所等用水や建築物用等として約61億m3の水が使用されています。使用されない3,200 億m3 以上の水は地下水として貯えられたり、海域へ流失したりしています。
  • わが国の水利用は、古代から江戸時代は稲作農業中心、江戸時代から戦前は工業用水の利用増大に伴う近代水道の整備、戦後から現在までは高度成長と人口増加による需要増大に対応するための水資源の総合的な開発により発展してきました。
  • 生活用水や工業用水は、1960年代半ばから2000年までの間に約3倍に増加しましたが、近年生活用水の使用量は横ばい、 工業用水は回収利用が進んだため、新たに河川等から取水することが必要となる水量は少しずつ減少しています。
  • わが国は世界的に見ると降水量が多く水が豊かな国ですが、河川の流量は一年を通じて変動が大きく安定的な水利用を可能にするためにダムや堰等の水資源開発施設を建設しています。
  • わが国ではこれまでにもたびたび渇水が発生し、水道水の断水や減圧給水による生活への影響、工業用水不足 による工場の操業短縮や停止、農作物の成長不良や枯死などの被害が発生してきました。
  • わが国の年平均地上気温はこの100年間におよそ1度の割合で上昇しています。1970年頃から少雨の年 が多くなっており、渇水被害が発生したり、異常少雨と異常多雨の変動が大きくなる傾向も見られます。
  • わが国でダムを建設する際には、比較的降雨の少ない年を利水基準年として選定し、その年の降雨でも必要な水量を供給することが可能となるよう に計画されていますが、現在運用しているダムの大半は利水基準年を1956年から1975年の間に設定しています。近年渇水が頻発し ており、各地で安定的な水の供給が損なわれていることが懸念されています。
  • わが国の水道普及率は97%を超えていますが、近年ではミネラルウォーターの消費量増大や家庭用浄水器の普及が進むなど、安全でおいしい水に対する関心が高まっています。「安全でおいしい水」を確保するためには、水源となる河川・湖沼等の水質を改善していくことが重要です。

お問い合わせ先

国土交通省 水管理・国土保全局 水資源部 水資源計画課
電話 :03-5253-8111
直通 :03-5253-8390
ファックス :03-5253-1582

ページの先頭に戻る