水資源

平成29年度第2回水源地域支援ネットワーク会議

1.日時 平成30年2月20日(火)~21日(水)
2.場所 東京都港区
3.主催 国土交通省
4.参加者(敬称略)
NPO法人最上川リバーツーリズムネットワーク、NPO法人森、認定NPO法人JUON NETWORK、NPO法人ジャパンフォレストフォーラム、NPO法人全国水環境交流会、医療ビジネス観光情報専門学校、(公財)宮ヶ瀬ダム周辺振興財団、あざおね社中、しらやま振興会、岩手県、福島県、栃木県、神奈川県秦野市、長野県木祖村、奈良県川上村 ほか

1.概要

 東京で開催した今回の会議では、福岡県東峰村職員及び林野庁職員による講演のほか、有志の会議参加者による日頃の活動内容の発表と意見交換を行いました。意見交換では、参加者が自身の経験に基づく意見やアイデアを出し合い、参加者全体で活発な情報交換を行いました。
また、食料品分野におけるマーケティングコンサルティングの有識者より講演いただき、その後、ワークショップを実施しました。参加者が自ら体験(商品のブラインドテスト)することを通じて特産品に対する消費者の購買意識の実態を学べる機会となりました。

2.会議の内容

(1)講演

小野講師による講演

齋藤講師による講演

[1]テーマ:「九州北部豪雨災害-被災地からの報告~激甚災害発生の理由と防災・復興への取り組み~」
   講 師:小野 豊徳氏(東峰村役場建設水道課 課長補佐)

 福岡県東峰村は、江川ダム・小石原川ダムに流れ込む小石原川の源流に位置する水源地域です。この東峰村を含む九州北部を襲った平成29年7月5日の豪雨災害について、その被害状況と復旧に向けた取組みをはじめ、報道だけでは知り得ない現地での体験談をご講演いただきました。



[2]テーマ:「流木災害等に対する治山対策の取組」
   講 師:齋藤 絵理氏(林野庁森林整備部治山課 治山対策官)

 水源地域の多くは中山間地域に位置し、森林面積の割合が高い地域が多いです。そのため、森林管理の状況と水源地域の現状には深い関わりがあります。そこで今回は、我が国の森林整備の状況をはじめ、近年の山地災害の発生状況、治山対策についてご講演いただきました。


(2)参加者による活動発表・意見交換

 参加者が互いの地域や活動を知り、共に地域の問題解決や地域振興の新たな取組みを進めていく関係の構築を目指し、以下の8団体による活動発表と意見交換を実施しました。

[1] NPO法人さくらおろち
[2] NPO法人最上川リバーツーリズムネットワーク
[3] 奈良県川上村
[4] 長野県木祖村
[5] 一般社団法人藤野観光協会
[6] あざおね社中
[7] しらやま振興会
[8] 東峰村ツーリズム協会

(3)講演・ワークショップ

日高講師に寄る講演

テーマ:「特産品の販売や企画などについて」
講 師:日高 泰仁氏(ローカルプロダクトイラストレイテッド  プロデューサー)

 総合食品商社で販売・企画業務を中心に全国各地の特産品の発掘を手掛けてきた経験を踏まえ、生産者やバイヤー、消費者等のそれぞれの視点で、特産品を売り出す際の留意点等について講演いただきました。
 また、講演後にはワークショップを実施しました。現在市場に多数の種類が流通しているドレッシングを事例に、大手メーカーの商品とアンテナショップや道の駅で販売されている地域の特産品について、参加者が試食等を通じて価格や味、購買意識を比較し、商品の差の程度について確認するとともに、消費者の目線を意識した商品の企画及び販売方法について学びました。

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局水資源部水資源政策課水源地域振興室
電話 :03-5253-8111(内線31323、31325)
直通 :03-5253-8392
ファックス :03-5253-1581

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