山上 直人(平成24年入省)
熊本復興事務所 工務第一課長(H31.3.31時点)
平成28年4月熊本地震で崩壊した斜面の工事と、復興事業の広報を担当しています。年間数十回を数える視察対応では、事業の進捗だけでなく、地域におけるインフラ整備の大切さを伝えています。工事では、地質状況などに応じて、安全性と経済合理性、一日も早い復旧を考えながら、適切な工法、施工方法を選択していきます。
高度な総合判断が求められますが、行政の大切な役割としてやりがいを感じる部分です。様々な角度から事業を見つめ、熊本・阿蘇地域の後世に永く役立つインフラを作ることを目標に、日々邁進しています!
大学3年生の春、東日本大震災を目の当たりにし、「この国は自然災害からは逃げられない。自然と折り合いをつけながら力強く生きていこう」と決意しました。初めて管理職となり、マネジメントに悩む日々ですが、元気な職員と世の中の防災へのニーズが背中を後押ししてくれています。
また、勤務地(私の場合、三陸、瀬戸内、阿蘇)への愛着が生まれ、第二、第三の故郷になっていくのもこの仕事の醍醐味です。自分を育ててくれた故郷への想いを胸に、日本を災害から守る。この道に進んで良かったと思っています。