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平成17年度観光の状況

第8章 観光に係る安全対策

第2節 旅行者の交通安全対策の推進

1 鉄道の安全対策


鉄道事故の防止を図るため、鉄道線路、保安設備等の整備・改良、乗務員等の教育訓練等を図るとともに、踏切事故の防止については、踏切道の立体交差化、構造改良、踏切保安設備の整備等を推進した。これらの安全対策を実施してきた結果、鉄道事故件数は長期的には減少している。
また、地下駅の利用者の安全を確保するため、地下鉄道の火災対策基準に適合していない地下駅等について、火災対策施設の整備促進を図った(図8‐2‐1)。なお、テロ対策については、従前から鉄道事業者による駅構内の巡回警備等を実施しているが、平成17年7月に発生したロンドンにおける地下鉄テロ事件を契機に鉄道事業者や関係行政機関等で構成される「鉄道テロ対策連絡会議」を開催し、テロの未然防止を目的とした新たな鉄道テロ対策を推進するとともに、テロ発生の脅威に応じた対策を講じるための危機管理レベルの設定・運用を行った。

図8-2-1 火災対策施設整備イメージ



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