大臣会見

繰り下げ石井大臣会見要旨

2017年11月29日(水) 8:42 ~ 8:47
参議院本館議員食堂
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
以上であります。

質疑応答

(問)昨日明らかになりました、東レ子会社による製品データ偽装に関して、2点お伺いします。
データ偽装があった製品は、自動車用のタイヤに使われているとのことですが、国土交通省で把握されている情報と、今後の対応をお聞かせください。
また、神戸製鋼所や三菱マテリアルの子会社など、国土交通省の所管業界である航空や自動車などに使われている製品でデータ偽装が相次ぎ発覚しています。
今のところ安全性に直結するような問題には発展していないかと思いますが、安全性が最も求められる分野でこうした偽装が相次いでいることに対する御所感をお願いします。
(答)神戸製鋼所、三菱マテリアルの子会社に続き、昨日、東レの子会社が製品の検査データを改ざんした事案が発生したことは大変遺憾であります。
国土交通省としては、安全性に問題がないかしっかり確認することが重要であり、本日中に東レハイブリッドコードからの報告を受ける予定であります。
その際、同社に対して、最終製品の安全性への影響の有無等、事実関係の究明、交通事業者等の顧客への適切な情報提供、更に徹底的な原因究明及び再発防止対策の構築について実施し、その結果について速やかに報告するよう求めることとしております。
また、東レハイブリッドコードからの報告を踏まえ、タイヤメーカーや自動車メーカー等に対し、データ書き換えを行ったとされる製品の使用の有無と安全性への影響について調査を指示するなど、安全性への確認に努めてまいりたいと考えております。

(問)今朝の北朝鮮のミサイル発射について、御所見をお願いします。
(答)本日午前3時18分頃、北朝鮮西岸より、弾道ミサイルが発射されました。
ミサイルは、日本海のわが国の排他的経済水域内に落下したとみられます。
現時点において、付近を航行する航空機や船舶への被害等の情報は確認されておりません。
わが国を含む関係各国及び国際社会は、北朝鮮に対し累次にわたり関連の国連安保理決議等の完全な遵守や、核・弾道ミサイル開発の放棄を求めてまいりました。
わが国の排他的経済水域内に落下したものとみられるミサイル発射は、わが国の安全保障に対する深刻な脅威であります。
また、何ら事前の通報もなく排他的経済水域内に着弾させたとみられることは、航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある危険な行為であります。
ミサイル発射を受けまして、私からは、航空機・船舶等の安全確認を徹底すること、国民及び関係事業者に対して迅速・適確な情報提供を行うことを指示いたしました。
国土交通省では、3時25分に内閣官房から注意喚起の情報の提供を受け、直ちに自動転送により航空事業者や海運事業者等に注意喚起のための情報を伝達しました。
また、同時刻に海上保安庁は航行警報を、航空局は3時28分に航空情報を発出するなど、警報等を速やかに発出しております。
引き続き対応に万全を期すとともに、緊張感を持って関係省庁や関係事業者との連携・連絡を密にして、適切に対処してまいります。
 

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