国土交通省 メールマガジン

国土交通省 メールマガジン 平成21年5月13日

MLIT mail magazine◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
                         2009/ 5/13 第155号
国土交通省メールマガジン(MLITメルマガ)のご利用ありがとうございます!
MLITメルマガでは、新着の報道発表資料のほか、皆さまの生活に役立つ
情報などを盛り込んでお届けします。是非ご覧ください!
                      
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇MLIT mail magazine
◇目 次◇
 1新着情報
  ・本日の報道発表
    ・大臣会見要旨(5月8日付)
 2現場レポート
   津波災害対策にも活用 ~太平洋側GPS波浪計配備完了~
 
◆新着情報[5月13日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
○鉄道車両生産実績速報(平成21年3月分)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/joho05_hh_000060.html
○建設業許可業者数調査の結果について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo13_hh_000051.html
○秋田中央交通株式会社の一般乗合旅客自動車運送事業の上限運賃変更認可
 申請事案に関する公示について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/unyu00_hh_000011.html
○第9回「人間重視の道路創造研究会」の開催について
  http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000073.html
○社会資本整備審議会建築分科会建築物等事故・災害対策部会
  http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000092.html
○リコールの届出について(フォルクスワーゲン VWゴルフ1.8 他)
  http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall09/recall_.html
○少数台数のリコール届出の公表について(平成21年4月分)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000313.html
○少数台数の改善対策届出の公表について(平成21年4月分)
  http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000315.html
○首都圏空港(成田・羽田)における国際航空機能拡充プランの具体化方策
 についての懇談会(第2回)の開催について
 -羽田空港における深夜空港サービスと両空港への鉄道アクセスを当面の
  課題として-
   http://www.mlit.go.jp/report/press/cab07_hh_000016.html
【金子大臣会見要旨(平成21年5月8日付け)】
  http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin090508.html

◆現場レポート
○津波災害対策にも活用 ~太平洋側GPS波浪計配備完了~
            (東北地方整備局小名浜港湾事務所) 
 当小名浜港湾事務所は、福島県内の2つの重要港湾である小名浜港と相馬
港の整備を行っています。事務所の歴史は古く、昭和4年旧内務省仙台土木
出張所小名浜港修築事務所として誕生して以来、一貫して港の整備に取り組
んで来ました。最近では、観光の拠点や市民の憩いの場といった港を核とし
た地域振興の取り組みも進めています。
 今回は、みなさんもご存じの「GPS(全地球測位システム)」の技術を使
った「GPS波浪計」についてご紹介します。
 GPS波浪計とは、カーナビや測量など私たちの身近なところで使われて
いる、衛星を用いた測位システムであるGPSを活用し、GPSアンテナを
海上に浮かべたブイに搭載して、1秒毎のブイの動きをとらえることで海面
変化を計測できる「波浪観測装置」です。
 港湾整備に必要な波浪情報を取得することで、港湾施設の設計精度の向上
を図ることが主な目的ですが、同時に、災害を引き起こすような大きな津波
発生時には、沖合において潮位の変動を観測することが可能になります。
 去る3月8日の日曜日、福島県内で唯一のGPS波浪計が、いわき市塩屋
埼灯台沖合約18km、水深約140mの海上に設置されました。
 作業は7日早朝、小名浜港藤原ふ頭においてGPS波浪計を着水、沖防波
堤付近に仮置きした後、翌8日朝5時に設置予定位置へ向け曳航を開始しま
した。前もって海中に吊り下げていた重さ31tのアンカーに係留チェーン
を取り付ける作業などが行われ、開始から8時間経過した13時30分頃、
無事設置が完了し、その後、塩屋埼灯台に設置した陸上基地局とシステムの
動作確認を行い、正常に機能していることが確認されました。
 今回、福島県沖に設置されたGPS波浪計は、今後1年程度の試験運用を
経て本格的な運用を開始する予定です。東北地方整備局では、平成18年度
から太平洋側に7基のGPS波浪計の設置を進めてきましたが、これで太平
洋側の配備が完了したことになります。
 今後は日本海側に3基設置することで、10基体制の沖合波浪観測網配置
計画が完成する予定です。波浪情報と併せて津波の観測情報を気象庁等関係
機関と連携することで、観測データの防災業務への活用を図ることが期待さ
れています。 
 ※小名浜港湾事務所ホームページ http://www.pa.thr.mlit.go.jp/onahama/

ページの先頭に戻る