大臣発言

大臣発言(お盆や年末年始の平日に高速道路料金上限1000円を適用することの検討について)

 本日の閣議では当省に関連する案件はありませんでした。閣議前に安全保障会議が開催されましたので出席を致しました。安全保障会議の中身につきましては、官房長官が会見で話されます。私の方からは、ニュースとしては旧聞に属してしまう話ですが、昨日、高速道路料金引下げについて党内で発言をさせて頂きました。趣旨は、今度のゴールデンウィークの渋滞状況を拝見しましたら、5月2日と3日で30キロ以上の渋滞が下り線で11回と9回、上り線は5月4日と5日、6日は比較的少なかったようですが、11回と12回という渋滞が起こっているという状況に鑑み、この渋滞の問題をどう考えるのかと、お盆の時期は暦でいきますと15日と16日の土日に集中すると考えますと分散させることを考えた方が良いのではないかと。ただ、何をやっても良い訳ではありませんので、この場合、お盆を考えるのであれば年末年始もどうするかといった1つのルールというものを考えていく必要があると、これはこれからの検討課題です。もう1つは、流通関係は平日割引を中心としていますので、平日を休日扱いということにやっていきますと、流通への問題が出てくるということで、特にトラック関係の問題は少し相談をしなければいけないと。JR貨物の幹部に昨日お話しを伺いましたら、今度のゴールデンウィークでは対応しようと思ったがコンテナが間に合わなかったそうです。こういう時にJR貨物には、モーダルシフト等と大げさなことは言いませんが、もっともっと活躍してもらう工夫の余地があるのではないかと。それからトラック協会の皆さんは今はコンビニで5分遅れただけで損害賠償を取られるようで、渋滞だから許されるという話では無いという状況もありますので、こういう流通関係について、平日を休日扱いにした場合にどのような問題が生ずるのかも併せて検討していきたいと思っています。一方で、街角景気ウォッチャーで、渋滞が起こったが地域、或いは地方の街角でこの料金千円ということで、ある意味元気になってきている、1つの景気の効果も出てきているようですから、何とかそれを生かしながらやっていきたいと思っています。私からは以上です。

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