大臣発言

大臣発言(八ッ場ダムについて)

閣議に関して私から特にお伝えすることはありません。1つだけ私の方から申し上げたいと思います。
八ッ場ダムの問題です。
八ッ場ダムの建設予定地の住民の皆さん方に対しては是非とも話し合いの機会を持たせて頂きたいという思いを伝えて参りましたが、残念ながら今まで直接対話をすることが出来ていない状況であります。
言うまでもなく今この問題で一番困っておられる被害を受けておられる方々は地元住民の方々でございます。
ダムの中止とそしてまた推進という様々な声の中でその狭間で苦しんでおられる。
また将来が見えないという状況が続いていることを大変心苦しく思っております。
そこでこういった状況を打開するということが何よりも大切なことではないかということで、新しい提案をさせて頂こうと思っております。
それは我が党がマニフェストに掲げた基本的な考え方は堅持しつつも、八ッ場ダムにつきましても他のダムと同様の検証をさせて頂きたいということを地元の方々にご提案をさせて頂きたいと思っております。
今までは中止ということを皆さん方に申し上げてきた訳です。
他のダム143から川辺と八ッ場を除いた141については再検証を行うということを申し上げて参りましたが、八ッ場ダムにつきましても再検証のプロセスを取らせて頂きたいと考えております。
そして是非ともそういった新しい提案を受けて地元の方々との意見交換を出来るような状況を作り、我々の出来るだけダムに頼らない治水、河川整備というものにご理解を頂く、そういったきっかけを作りたいと考えております。
なお、今日私は関東知事会に伺って1都5県の知事さん達とこの旨もお話しをさせて頂きましてご理解頂くように努めて参りたいと考えております。
私からは以上です。

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