大臣発言

大臣発言(独立行政法人の長の人事、英国航空グループ会長の大畠大臣来訪について)

今日の閣議後の記者会見を行わせていただきます。
今日の閣議では、独立行政法人7法人の長の人事異動について御了承を頂いたということであります。
 それから、昨日、イギリスの英国航空グループの会長さんがおいでになりまして、いろいろと懇談をさせていただきました。
ウォルシュ会長とウォーレン駐日英国大使が来られたわけであります。
ウォルシュ会長の目的は、日本の成田、羽田、あるいは東京が安全かということを、御自分で確認したいということで来られました。
これは、震災後の日本、あるいは福島の原子力発電所の事故による影響等を考えて来られたわけでありますが、東京が安全であることを私は自分の目で、そしていろいろな話を聞いて確認をしたと。
特に、震災後の日本の復旧のスピード、あるいは日本のエンジニアリングの高さというものを強く感じたと。
そして、私自身、東京が安全である、あるいは成田、そして羽田が安全であるということを確認して、感銘を受けたと。
現在、イギリスの飛行機は仁川を経由して日本に入るようなルートに、緊急的にそういう措置をしておりますが、是非、成田直行便を前と同じように飛ばしたいと、こういうようなお話を頂いたところであります。
いずれにしても、国交省を挙げて、鉄道、道路、飛行機、港の復旧に全力を挙げておるところでありますが、いろいろと皆様方の御協力や関係者の皆様の大変な御尽力で、おそよ8割から9割程度は復旧させることができたと思います。
この輸送路を最大限に活用して、大量にガソリン、軽油、灯油、重油、今不足しているものを、被災地を中心として、必要とする所にお届けするような道を最大限に活用してまいりたいと思うところであります。
また、英国航空のウォルシュ会長からも発言がございましたが、特に福島の原子力事故を契機として諸外国が日本を敬遠する動きが出ておりますが、正しい情報をしっかりと発信することが大事だと思います。
成田、羽田の飛行場のいわゆる放射線の測定値を毎日計測して英文で公表しております。
このホームページもイギリス大使にもお教えしまして、ここをクリックしていただければ、毎日、成田、あるいは羽田の飛行場の線量が確認できますと、こういうことを申し上げましたが、そういう意味では諸外国に対する発信というのがまだまだ不十分であろうと思いますので、国土交通省としてもそのような観点から英文、韓国語、中国語での情報発信に努めていきたいと考えているところです。
今回、英国航空グループのウォルシュ会長がおいでになってそのようなお話をいただいたことは私も大変心強く思いまして、一所懸命努力をしてまいりたいと思います。

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