第13回 自動車事故対策機構分科会 議事要旨

第13回 自動車事故対策機構分科会 議事要旨

1.日時

平成24年7月30日(月)9:30~12:00

 

2.場所

観光庁国際会議室(中央合同庁舎第3号館8階)

 

3.出席者委員(50音順、敬称略)

堀田 一吉(分科会長)、有賀 徹、春日 伸予、島田 一彦、友永 道子、林 裕子、福井 康子

 

4.議事

  平成23年度業務実績及び第2期中期目標期間業務実績に関する報告について

  平成23年度財務諸表に関する意見について

  監事監査の結果について

  平成23年度業務実績及び第2期中期目標期間業務実績に関する評価について

  業績勘案率(案)の決定について

 

5.議事概要

議事に係る委員からの主な質問及び意見は以下のとおり。

  平成23年度業務実績及び第2期中期目標期間業務実績に関する報告について

  産業カウンセラー有資格者の活用は大変結構なことであり、これからも続けていただきたいが、その効果を評価するための材料を示せないか。

  適性診断において、薬物の使用、運転の向き不向き等の発見やその改善はできるか。

  自動車事故防止のための予防安全技術の普及率は非常に低いため、自動車アセスメントを通じて、世の中に広めてほしい。

  療護施設別の退院時のスコア平均値のばらつきは、療護施設毎に退院の基準が異なるためか。

  療護施設退院後の在宅看護の必要性について調査はしているのか。

  適性診断事業について、民間には収益性に魅力がないのではないか。

  財務諸表上の「セグメント情報」等と結びつけた説明があると理解しやすいため、今後の課題として、説明資料についても検討されたい。

 

  平成23年度財務諸表に関する意見について
 特段の意見無しということでとりまとめられた。

  監事監査の結果について

  予算額と執行額との乖離について、監事は意見を述べるべきではないか。

 

  平成23年度業務実績及び第2期中期目標期間業務実績に関する評価について

法人の自己評価においていくつかの項目においてSを付けているが、それなりの努力の跡は評価できるものの、必ずしもすべてがそこまでには至っていないのではないか。

自己収入比率の改善については、優れた実施状況であると評価できるが、i-NATSの導入により必然的に経費が削減されたものと捉えると、非常に努力された結果とは必ずしも見えてこないのではないか。

自動車アセスメントについては、安全性能評価がより詳細かつ適正になったこと、自動車事故防止のための予防安全技術に関する評価方法を導入しようとする姿勢は評価できる。

安全マネジメント業務については、需要に適切に対応し、定期的、継続的かつ大規模に実施していることは評価できる。

安全マネジメント業務を今後の収入の柱として育て上げていくという理解でよいか。

  

  業績勘案率(案)の決定について

 業績勘案率(案)を1.0とすることについて、特段の意見無しということでとりまとめられた。

(「国土交通省独立行政法人評価委員会分科会決定事項」に基づく委員長同意が得られなかったことを受けて、以下のとおり、書面により再度意見聴取を行い、分科会の議決とされた。)

 [1] 日時

  平成24年10月9日~18日

 [2] 場所

  国土交通省独立行政法人評価委員会運営規則第8条第3項の規定に基づき書面送付

 [3] 出席者

  堀田一吉(分科会長)、有賀 徹春日 伸予、島田 一彦友永 道子、林 裕子福井 康子

 [4] 議  事

  役員退職金に係る業績勘案率(案)の決定について

 [5] 議事概要

  業績勘案率(案)を0.9とすることについて、特段の意見無しということでとりまとめられた。

 

6.その他

評価を行うにあたっては、分析的に項目を立て、その評価ルールをつくらないと、多数決にならざるを得ない。誰が評価者になっても評価そのものがぶれないといった意味で、方法論の確立が必要ではないか。

評価委員会のミッションとして、立てられた計画目標に対して、数的にそのまま客観的に評価するのか、評価項目自体をどう解釈しながら実績結果を評価するのか、非常に大きな問題である。

量的な部分は評価しやすいが、質的な部分については、専門的な委員と専門外の委員とでは評価が一致しない部分があるかもしれない。このため、最初の段階における評価項目の立て方は非常に重要である。

 

 

以 上

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