国土審議会離島振興対策分科会第6回離島指定検討部会:議事要旨

国土審議会離島振興対策分科会第6回離島指定検討部会:議事要旨

 平成27年6月17日(水)14:00より、国土交通省中央官庁合同庁舎第2号館11階国土政策局会議室において、
国土審議会離島振興対策分科会第6回離島指定検討部会が開催された。

◯平成24年度から平成25年度に行われた離島振興対策実施地域の指定基準見直し、新たな指定基準に基づく
離島振興対策実施地域の見直しの経緯と結果について確認がなされた。

◯香川県高松市大島(以下、大島という。)の離島振興対策実施地域指定に係る経緯について確認がなされた。

◯大島の振興方策について、議論がなされた。

◯議論では、主に以下のような意見が委員より出された。
・振興方策は、現状を踏まえた交流中心の現実的なものとなっている。
・人権学習、瀬戸内国際芸術祭を契機に島外との交流が徐々に活発化しており、今後も交流人口を維持していく
ことは望めると考えられる。
・インフラや居住空間などが整っており、将来的な定住に対する受け入れ体制はある。
・他の島との違いは認識しつつも、現状として生活しておられる方がいるということを踏まえ、引き続き生活して
いけるよう交流による振興を図っていくことは必要と考える。
・地元も観光圏として認定されるなど、他の島も含めて活性化していこうとしている。島全体の資源をうまく活用、
あるいは保全していくことで交流を促進していく。そうした中で、定住の可能性も出てくるかもしれない。
・当面は交流や人権学習等を行いながら、将来的に交流から定住につなげていく新たな取組としての離島振興
策があってもよい。

◯大島の離島振興対策実施地域追加指定の是非について、議論がなされた。

◯議論の結果、指定基準における人口等の要件を満足しており、離島振興法第1条の目的に沿った振興策が
講じられるものと考えられることから、指定基準に基づき、新たに離島振興対策実施地域として指定する
ことが適当であるとされた。
(速報のため、事後修正の可能性があります。)

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