国土審議会第5回半島振興対策部会議事概要

国土審議会第5回半島振興対策部会議事概要

1.日時 平成24年11月23日(金)15:35~17:30

2.場所 ホテルシーモア黒潮ホール(和歌山県西牟婁郡白浜町)

3.出席者 安島部会長、沖委員、岡部特別委員、鈴木特別委員、田中特別委員、仁坂特別委員、野口特別委員
              国土交通省 渡延審議官、長崎地方振興課長、金子半島振興室長
4.議事
   紀伊地域の現状と課題について事務局より説明が行われた後、部会開催前に2日間行った同地域の現地視察を踏まえ、
 半島地域の課題等について議論がなされた。 
     主な議論の概要は以下のとおり。
   
    ・ 災害に対して脆弱である半島においては、人が生きていくための基本的な部分である防災面の整備は今後も不可欠。     
    ・ 携帯電話やインターネットなどの民間の事業者が整備するインフラにも着目する必要がある。
    ・ 半島地域は、海と山が近接していることで地域資源に恵まれており、他の条件不利地域よりむしろ有利なのではないか。
   例えば、那智勝浦のマグロは、ブランド価値で交通基盤の不利性を跳ね返そうとする好例。
    ・ 半島の質の高い地域資源の発信等を通じて、地域で小さな取組を行う人々に自信が生まれ、それが地域全体に波及する
   といった好循環を生み出すことが大切。
    ・ 半島を含む「地域」が目指すべきものは、誇りをもって自分の素の力で生きていけるライフスタイルやそこでしか味わえない
      食に代表される地域の資源の魅力などを「新しい価値」として創造して提示していくこと。
    ・ 半島内、半島と半島外等での交流を行い、困難性を含めた半島地域の現状を広く知ってもらうようにすることが必要。
    ・ 今や人口減少や高齢化によって地域が縮小    することは不可避。それを前提として、小さい地域をどう存続させるのか
       仕組みを考えることが必要。
    ・ 人材育成は、効果を測定しにくく、その発現に時間がかかる政策を時間をかけて続けていくことが大切なのではないか。
   
    (速報のため、事後修正の可能性があります。)

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