第21回国土審議会土地政策分科会企画部会 議事要旨

第21回国土審議会土地政策分科会企画部会 議事要旨

 4月20日13:30より国土交通省(2号館)11階土地・水資源局会議室において、第21回国土審議会土地政策分科会企画部会が開催された。議事の概要は以下の通り。
   
 (1)土地政策の中長期ビジョン中間報告(案)について事務局より説明が行われ、これをもとに議論が行われた。
  
     各委員から出された主な意見は以下のとおり。
    
 ◆我が国の総資産のうち、不動産は約2300兆円を形成しているということから、不動産の存在が大きいことは分かるが、ストックの現状はどうなのか。ストックのどこが貧困かを認識し、それに対処していくことが重要である。
  
 ◆地価変動については、変動するが回復が早く行われることが重要。そのためにも、情報の非対称性の解消に向けて情報の整備・提供を行っていくことが重要である。
    
 ◆不動産に関する法制度については、限定的に読まれないような記述ぶりにする必要があるのではないか。
    
 ◆中長期ビジョンの主なコンセプトは、市場を活用して不動産の利用価値を高めるということであると思われるが、それを冒頭で述べるべきではないか。
    
 ◆不動産だけを取り出して議論をすると、ストーリーが見えにくくなるのではないか。例えば、魅力ある都市づくりに向けた不動産に関する制度づくり等も検討する必要がある。
    
 ◆Jリートに関して、リファイナンス問題が言われているが、Jリートだけでなく、固定資産が多い不動産会社の経営のあり方の問題と言える。
    
 ◆安全性などの土地に関する情報を整備していくことが重要である。不動産投資の判断に際して活用されると、将来に向けて優良なストックが形成されることにつながっていく。
    
 ◆旧耐震ビルの建替えや密集市街地の再整備を進めることが重要である。証券化も裏付け不動産の価値の維持・向上がないと、問題が起こってくる。
    
 ◆都心では電力が足りないので、データーセンターが不足している。しかし、地方分散しようとしてもペイしない。環境問題については、電力も含めどうするか考えることが必要である。
   
    
 (2)平成21年地価公示について事務局より説明が行われた。

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