国土交通省 国土交通研究政策所 Policy Research Institute for Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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 国土交通政策研究所は、国土交通省におけるシンクタンクとして、内部部局による企画・立案機能を支援するとともに、 政策研究の場の提供や研究成果の発信を通じ、国土交通分野における政策形成に幅広く寄与することを使命としています。
  

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 ● 報告書概要


 都市政策の国際比較

―インドとタイを例として―

◆要旨

平成13年11月11日から同月22日までの間、インドとタイを訪問し、それぞれの国の都市政策担当者へのインタビュー及び現地での視察によって、世界の都 市政策を比較するための調査を行った。これはその調査報告書である。この調査は、国土交通政策研究所の平成13年度調査研究にテーマの一つである、「成熟 社会における新たな都市のあり方に関する研究」の一環であるが、同時に国土交通政策の今後を考えるためのヒントを求めるねらいもあった。なぜならば、
第一に、今後の国土、社会資本、交通に関する政策の主要舞台は、都市であると予想されること、特に、世界が共通に取り組む人口急増や環境悪化などの課題の多くは、巨大都市問題であること
第二に、最近の公共政策の潮流には一定の傾向があると考えられるが、その背景を理解するためには、異なる国情や文化の中に公共的な課題についてどのような取り組みがなされているかを把握することが重要であること
第三に、今後日本が国際的な交流を深めていこうとするならば、南アジアや東南アジアの状況に関心を持つべきであることと考えたからである。 また、情報が不足しているにもかかわらず、中国と並んで今後の国際社会で主要な役割を果たすと予想されているインドの現状を知ることは有益である。さらに、政策立案に際しての事例を欧米に求めるだけでは、視点に偏りを生じかねないと思ったところである。
駆け足の調査であり、報告が立脚すべき理論的視点も不十分ではあるが、付論として、デリー、コルカタ(カルカッタ)、ムンバイ(ボンベイ)、バンコクの都市の現実をほんの少しだけ紹介しているので、それだけでも読んでいただければ幸いである。

◆発行

平成13年12月

◆在庫

<在庫有>(重量:350g 厚さ:7mm) 報告書を郵送希望の方はこちら

◆詳細

詳細(PDF:845KB)