政策効果の分析システムに関する研究

−国内航空分野における規制緩和及び航空ネットワーク拡充に関する分析−

◆要旨

我が国の経済社会がさまざまな課題を克服して発展を遂げていくためには、各行政分野における政策形成機能の強化が不可欠である。とりわけ、国民本位 で効率的な質の高い行政の推進、成果重視の行政への転換、国民へのアカウンタビリティの遂行等を図っていくためには、行政部門において政策効果の分析を客 観的に行う能力を身に付け、それをシステムとして導入・活用することが必要である。

そこで本研究では、航空分野のケーススタディを通じ、各種政策を計量的に評価・分析するためのモデルを構築し、汎用的な政策効果分析システムの確立に向け た一助とすることを目的としている。またその際には、最新の経済分析モデルに関する研究成果を活用し、ソフトからハードまでの各種政策の経済効果を総合的 に把握するための手法を検討するものとする。

以上の問題意識のもとに、国土交通政策研究所において、学識経験者らで構成する「政策効果の分析システムに関する研究会」を設置し、研究会での議論を踏まえ、研究成果をとりまとめたものである。報告書をとりまとめるにあたり、研究会の座長である森杉壽芳東北大学工学部土木学科情報科学研究科教授、ワーキンググループの座長である上田孝行東京工業大学工学部開発システム工学科助教授をはじめとする委員各位から貴重なご意見をいただいた。ここに、深く感謝の意を表する。

◆発行

国土交通政策研究第13号／平成14年12月

◆在庫

◆詳細

◆事後評価