国土交通省 国土交通研究政策所 Policy Research Institute for Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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 国土交通政策研究所は、国土交通省におけるシンクタンクとして、内部部局による企画・立案機能を支援するとともに、 政策研究の場の提供や研究成果の発信を通じ、国土交通分野における政策形成に幅広く寄与することを使命としています。
  

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 ● 報告書概要


 ICカードを活用した都市交通におけるCRM戦略に関する調査研究 I

−ワールドカップ時における多機能ICカード社会実験結果及びICカードを活用した交通情報統計システムの構築に関する調査結果−

◆要旨

 都市における日々の暮らしにおいて、私たちは必ず移動を伴う環境の中にある。規制緩和を受け、交通産業では各種サービスの改善が進んでいることは事実である が、都市交通においてはより一層利用者との関係を充実させる余地があると考えられる。また、環境問題など都市交通が抱える課題に対応していくことが必要で ある。
 このような課題に対し、近年、普及が進む乗車券機能を有するICカード(以下「交通系ICカード」という。)により得られる交通情報を有効に活用し、利用 者との間に長期的に良好な関係を構築すること(CustomerRelationshipManagement、顧客マネジメント)により、新たな可能性 が切り開らかれつつある。

 本研究は、ICカードを活用した都市交通におけるCRM戦略を研究するとともに、その具体化として実施した「ワールドカップ時の多機能ICカード社会実験」及び「ICカードを活用した交通情報統計システムの構築に関する調査」の結果をまとめたものである。

 特に、ICカードを活用した都市交通におけるCRM戦略を研究するに当たっては、三谷宏治様を始めとするアクセンチュア株式会社の方々に多大なご助言を賜っ た。
 また、ワールドカップ時の多機能ICカード社会実験については、扇国土交通大臣のイニシアティブのもとに進められ、FIFAやマスターカード・インタナ ショナル社をはじめとする関係企業から多大な協力を賜わった。さらに、韓国における実験の展開に当たっては、南宮大韓民国文化観光部長官をはじめとする韓 国政府の方々、ロッテグループ、Mondex Korea社など韓国企業の方々から多大な協力を賜った。

 さらに、ICカードを活用した交通情報統計システムの構築に関する調査の研究に当たっては、株式会社NTTデータ松崎隆氏、内海潤一氏から多大な協力を賜った。
 本報告書発刊に当たり、ここに厚く感謝の意を表する次第である。



◆発行

国土交通政策研究第25号/平成15年 6月

◆在庫

<在庫有>(重量:400g 厚さ:9mm) 報告書を郵送希望の方はこちら

◆詳細

詳細(PDF:1.9MB)

◆事後評価

内部評価シート(PDF:10KB)
有識者評価シート(PDF:9KB)
委員会名簿(PDF:8KB)