大臣会見

金子大臣会見要旨

2009年1月13日(火) 8:40 ~ 8:49
衆議院議員食堂
金子一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議では、当省に関係するものはありませんでした。閣議の前に、新型インフルエンザ対応総合訓練の一環として、新型インフルエンザ対策本部を今日開きました。私からの報告ですが、昨年来準備を進めて参りました「交通分野における地球環境・エネルギーに関する大臣会合」、これは昨年に開催する予定にしていましたが、政治的な理由から延期をしていたものですが、明日14日(水)から16日(金)に都内で開催されます。この大臣会合は、世界全体のCO2排出量の23%を占める交通分野における環境・エネルギー政策について、先進国と途上国の交通担当大臣が一同に会しまして、今後の具体的な国際連携方策を議論するという画期的な会合であります。幸いにして、21カ国、9国際機関からハイレベルの方々が出席して頂きます。主要国交通大臣にお出で頂く、各国代表の方々と意見を交換し実り多い会合にしたいと考えております。心配しているのは、国会の日程の関係で日中の会合に私自身が出られない可能性があるのが非常に懸念されていますが、その場合は副大臣で対応し、また国会の委員会終了後、ニカ国間での会合等をこなしていきたいと思っています。私からは以上です。

質疑応答

(問)本州四国連絡高速道路について先週地元の知事等が値下げ要請に来ましたが、現時点での大臣の考え方をお願いします。
(答)かねてから四国選出の国会議員あるいは知事の皆様方からご要請を頂いていました。ただ値下げしてくれというのではなく、私から選出国会議員あるいは知事に宿題を投げていまして、引き下げるのならば四国経済にどのようにそれを役立てようとするのか、あるいは地元がそれぞれ負担が出来るのかということについても、単に四国だけではないと、山陽もあるはずだと、山陽を巻き込んでどうするかという全体の絵を描けないのかという宿題を投げていましたが、山陽まで巻き込めない、地元負担の金が無いので出来ないが、色々なイベントを行ったりシンポジウムを行ったりして四国から出て行くのではなく、四国に色々な形で人を呼び込んで来るという努力をしたいというお話も頂きましたから、それを受けて、本州四国連絡高速道路会社に千円に値下げするということで試算をしてもらうように検討を依頼しました。

(問)今日、渡辺元行革担当大臣が離党届を出しますが、政権運営等の影響について如何ですか。
(答)とんでもない話です。渡辺さんは行革担当大臣の時に、私も元公務員改革、行政改革担当大臣であった訳ですから、党にいて応援していました。色々応援している仲間がいることを一切関係なく、自分だけで出来ると思って少しおかしくなってしまったと思います。とんでもない。選挙で自民党が負けると思ったんで辞めるのでしょう。本当にけしからん男だと思います。彼とは二度と仕事を出来ない男になってしまった。信頼を彼自身失ってしまった。もの凄く怒りを感じています。親しかっただけに。

(問)週末の各社の世論調査で、内閣支持率20%前後まで落ちてますけれども、それについてご感想をお願いします。
(答)経済が悪いだけに、なかなか踏ん張りどころだと思います。これから何れにしても予算を出して、補正そしていよいよ本予算を出して通していくと。今は景気の悪い、また更に悪い指標がこれから出て来る状況でしょうから、地道に補正と本予算を通していく。それに全力を集中する時期、我慢のしどころと思っています。

(問)ただ、現政権への景気浮揚に対する期待があればもう少し支持率も上がってくるかと思うのですけれども、これは期待出来ないということの裏返しではありませんか。
(答)景気の状況というのは他律的にも影響してくる訳ですし、更に景気が悪くなる、この程度だと思っていたらもっと悪くなる、あるいは逆のケースもあると思いますので、その時その時の状況で皆感じ方が違うのだと思います。景気対策ももっと大幅にやるべきだと。民主党が言っているように2兆円の定額給付金が無駄かどうかだけがややもすれば焦点になり過ぎていると私は思っているんです。民主党が言っているような2兆円を、他の医師不足とか、妊婦対策とか、雇用対策にというご意見もそれは確かにその通り間違いはないと思うのですが、妊婦対策にしても、雇用対策にしても与党が提案をしている予算の中に十分入れ込んである。2兆円の定額給付金はその一部であることを、この委員会審議等を通じて総理あるいは中川大臣にもっと、我々もですけれども説明していく必要があるんだと思います。

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