大臣会見

金子大臣会見要旨

2008年11月28日(金) 10:09 ~ 10:20
参議院議員食堂
金子一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議では、私共の方では空港法施行令等の一部を改正する政令の決定がありました。他には安全保障会議があり、イラクからの撤退、クラスター爆弾の扱い等についてありましたが、これは官房長官から発表しますので私からは省略させて頂きます。私の方からは以上です。

質疑応答

(問)先程の本会議で200年住宅法案が通りましたが、これについての感想と需要促進に向けて投資減税を求める声が出てますが、それについてお願いします。
(答)長期優良住宅普及促進法はお陰様で全会一致で衆議院、参議院を通させて頂ききました。これは、非常に住宅の量から質が実現していく具体的なテーマになっていく、あるいはこれを進める大事な、具体的な柱になっていくと思いますので、これを促進出来るように税制も進めていきたいと。特にこういう景気状況の時ですから、従来の住宅ローン減税に加えて、ローンを借りなくても手金で長期優良住宅を取得していく人に対しては投資優遇減税をやりたいと。また、与党でも是非このような景気状況の中ですから、これを1つの手懸かりとしてやるべきではないかと。具体的には「全治3年」と言ってますので、時限として最高額を600万円期間が6年ということで今日与党の住宅調査会で具体的な案がまとまるやに伺っています。元より財務省は投資、直接所得控除、投資減税に対しては非常に反対されると思います。ただ経済効果の試算ではGDP1パーセント近くの波及効果があります。定額給付金は0.1パーセントの押し上げですけれども、こちらは1パーセントのGDP波及効果があるものです。それから金持ち優遇ではないかとの意見があるのですが、40代後半あるいは50代の方々が、この年代の方々は確かに30代に比べたら、高額所得者で年収は高い、しかし、この方達が社宅に住んでいていよいよ会社を辞めて住宅ローンを借りずに自分の家を持とうと思うような方々です。想定される対象となる層は、27、28万戸になると思います。住宅ローンを含めて全体の需要が70万戸と言われていますので、そのうちの7分の3位の方々が対象になってくるのだろうと思います。ちなみに、これが受けられる期間は6年間という制度設計になるのだと思います。今の経済効果については後で資料出します。

(問)期間6年、控除対象額最大600万円に係る税額控除が出来ると。
(答)そうです。これは見通しですから、多少、研究所等々でもやってもらって集めてますけれども。経済効果は、住宅ローンと投資を両方含めるとGDPの1パーセントだそうです。

(問)昨日の国土交通省アドバイザー会合なのですが、はたして真に必要な会合だったのかどうか解らないところがありまして、そもそもアドバイザーがどうやってこの人達となったのか不透明なのですが。はたして効果のある人選だったのでしょうか。今回のメンバーがどうやって選ばれたか、どういったポイントが道路行政に必要と思って選んだというのを事務方を通しても良いので示して頂けると助かります。
(答)私にとっては有効だと思います。これから色々な国土交通行政、道路にしても水にしても、その他運輸行政についても私が判断していく際に間違わないように、色々な意見を伺って進めていきたい、必ず活かしていきたいと思っていますので、そういう意味で私にとっては非常に有益でした。

(問)ただ、地方の医療のために道路が必要だという意見は散々今まで報道や会合で出ていまして、改めて聞く必要があるのかなという疑問点があります。それだったらむしろ医療関係者とかを招いて、実際に道路が出来たら医師が増えるのかとか、そういった突っ込んだ意見を聞くべきではないかと思います。せっかく大臣が1時間30分使って委嘱も税金を使って呼んでいる訳ですから、その程度だったら私的な休みの時間に呼ぶ等、そういった有効な時間だったのかどうかと思います。
(答)私にとっては今のも御意見の1つだと思いますが、こういう会議で大きなテーマについて幅広い意見を伺っていくというのは大事だと思います。医療だけではありませんので、既に誰かがどう言った、あるいは御意見が出ている、それをきちんとテーマにそって伺うというのは、私にとっては有効だと思います。

(問)昨日も総理の医療問題での失言があったということが分かったのですが、いつも「誤解を与えたのであれば申し訳ない」という謝罪が決め言葉みたいになっているのですが、総理の発言として如何かと思いますが。
(答)あの人独特の表現というのが仇になっている部分があるのでしょう。でも真意を最初から言って頂くと、みんな「そうだよな」と思う部分ってありますよね。そこのところを出して頂いた方が良いのではないでしょうか。

(問)誤解を招かないように話すのも大事だと思いますが、その辺は如何でしょうか。
(答)それはご本人も謝罪しているではありませんか。

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