大臣会見

金子大臣会見要旨

2009年3月27日(金) 8:47 ~ 8:54
参議院 議員食堂
金子 一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議で当省に関係するものとしては、「利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画の一部変更について」及び「木曽川水系における水資源開発基本計画の一部変更について」の決定がございました。後ほど事務方より話があります。本日は、閣議前に「第169回安全保障会議」及び「道州制特別区域推進本部(第3回)」が開催されましたので、出席致しました。閣議案件以外で私から2件報告がございます。1件目は本日の閣議で、気象庁予報部長櫻井邦雄を4月1日付で気象庁長官に任命することについて承認を頂きました。資料は、後刻広報課にて配布致します。それから、月末までにまとめるものの1つとして、地域の建設業に対する対応、発注形態のあり方でありますが、ダンピング受注の排除、適正価格での契約の推進は、建設会社の適正な利潤の確保や雇用環境の改善をもたらすものと認識していますが、このような好循環を実現するための対策をスピードを持って実施するために、地域建設業の振興に関する緊急対策を今月中にとりまとめるとしたところです。先般の閣議でもこの旨のことを申し上げました。最終的な詰めを今しているところです、特に財務省との詰めです。1つ目は、「低入札価格調査基準価格の見直し」です。言ってみれば最低基準価格を引き上げるというもので、これはかなり大きなテーマです。2つ目は、「公共工事設計労務単価の調査の適正化」です。これも今非常に労務費単価だけは下がる、これは来年度の発注、本日予算が通る予定であり、これは直ちに発注次第適用になるので、建設労務費の単価、適正化というものが非常に大きなテーマで具体的に出て参ります。3つ目は、「公共工事における労働者への賃金の支払の適正化のための立入検査の強化」です。内容はまた担当からご説明させて頂きます。その他に、国の発注だけではなく、地方公共団体における予定価格の事前公表の取り止め、資金繰りの円滑化等についても従来からの取組みも強化致します。地方公共団体における発注のあり方については、国が最終的に決まってから、またプロジェクトチーム、これは地方自治体のチームですが、現在座長の埼玉県の上田知事に、これについてはまたご相談をして行きたいと思っています。私からは以上です。

質疑応答

(問)福岡県の麻生知事が福岡空港の滑走路増設を表明されましたが、省としての対応をお願いします。
(答)前向きに受けさせて頂きたいと思います。一応、長期成長戦略の中でも地域の基軸の育成ということで、私の経済財政諮問会議の資料の中でも福岡と那覇を入れさせて頂きました。それから、来年度経済対策の中で事務的には航空局でも勉強しているようですけれども、これが具体化されるかどうかはまだ分かりません。   
(問)平田財務副大臣の辞任について見解をお願いします。
(答)イロハのイが分かっていて本人もおやりになっているのでしょう。1週間前にお父様がお亡くなりになられたという何か止むに止まれぬ事情があったのか、中味が分かりませんので、ただイロハのイを組み違えているなと、分かってやっているなと、何故だろうかと、そこは分かりません。

(問)辞任はやむなしということで。
(答)当然です。

(問)民主党の小沢代表が続投されましたが、ご感想をお願いします。
(答)暫く頑張って頂きたいなと。

(問)その方が自民党にとってもいいかなと。
(答)自民党は必ずしもそれでもって支持率が上がってくる訳ではないですけどね。

(問)総選挙は小沢さんとやりたい。
(答)なかなかそうはさせてくれないでしょう。どうでしょう。

(問)そうですね。党内での批判は結構あるようですからね。
(答)うん。

(問)明日から高速道路1,000円引下げが始まりますけれど、所感をお願いします。
(答)ひたすら混乱の無いように運営されることを願っております。各道路会社はサービスエリアでトイレを作ったり、サービスエリアの渋滞を分散するように渋滞の情報を非常にあちらこちらでうまく表示する、「このサービスエリアは入れません、こっちを使って下さい」といったような準備を相当各道路会社がこの3、4ヶ月やってきてくれているので上手く対応出来ればいいなと思っております。それをひたすら願っております。

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