大臣会見

大畠大臣会見要旨 

2011年1月28日(金) 9:43 ~ 9:50
参・本会議場 中庭側廊下
大畠章宏 大臣

閣議・閣僚懇

それでは、今日の閣議後の記者会見をさせていただきます。
私の方から3点、前回の宿題等も含めて御報告をさせていただきたいと思います。
 先週、高速道路無料化の社会実験をどのようにやるかということについて、いつの時点で発表されますかというお問いかけがありました。
そこで、2月上旬頃にはその内容については、方向性と言いますか、やり方についてまとめて発表するようにしたいと思います。
これは昨年も2月上旬の頃に報告をしているということでありますから、それを報告したいと思います。
中身については、現在の実験区間の効果を検証し、地域の方々の意見を踏まえて、内容について見直しをすると同時に、物流効果等をよく考えて、夜間の大型車を対象とした長距離の無料化実験など、車種や時間帯の工夫を行うということも含めて、今検討を進めているところであります。
地域の御意見や全国の大型車の交通状況などの詳細を含めて検討していますので、先ほど言いましたように、2月上旬には平成23年度の高速道路無料化の社会実験の内容について発表したいと思っております。
 もう一つ、ホームドアの整備でありますけれども、先週から今週にかけて様々な調査をしてまいりました。
特に1月25付けで鉄道事業者のホームドア等の設置に向けた検討状況を把握するために、各地方運輸局を通じて、鉄道事業者に対して検討状況及び具体的な整備計画等を今月末までに提出するように要請を致しました。
この要請の結果については、改めて報告したいと思います。
そこで、ホームドアの整備面、運用面での各種課題について、いろいろと進んでいるところと進んでいないところがありますので、鉄道事業者間で情報交換・知見の共有を行い、具体的な解決策を検討するために、「可動式ホーム柵の整備促進等に関する検討会」を設置することに致しまして、2月上旬に第1回を開催することになりました。具体的な内容については、事務方にお問い合わせを頂きたいと考えます。
 また、先週、海洋資源についての御質問を頂きました。
この件は、先週の金曜日でありましたけれども、天然ガスとか石油とか、その他にも希少な海洋資源が相当量日本の近海にはありますので、文部科学省、経済産業省、あるいは関係省庁と連携しながら、総合海洋政策本部としても積極的に取り組んでいきたいと考えております。
来週月曜日に政務三役会議を行いますが、具体的な内容については、その政務三役会議終了後、担当の政務二役から説明をさせたいと考えております。
以上が今日準備した会見内容でありますので、後は皆さんの方から質問を頂いて、お答えをしたいと思います。

質疑応答

(問)昨日、米国の大手格付け会社が日本国債の格付けを引き下げました。
日本の財政状況の厳しさを反映したものですが、国交省というのは公共事業等で歳出の部分に大きく関わる官庁だと思いますが、御所感をお願いします。
(答)この件については、今朝のニュースも一斉に流しておりましたが、私も日本の財政状況というのは真剣に考えなければならないところだと思います。
いずれにしても、財政再建をどうするかということを、政府としても明確に示すことによって、日本の格付け等も実態を踏まえた形で見直しを更にしていただけるものと思いますが、その財政再建の道筋を政府がきちんと示すことが大事だと思っておりますし、今回1ランク下がったことについては、真剣に私どもも受け止めて対応策を整理して、世界に対しても国民の皆さんにも、明確なメッセージを出すことが必要だと思っております。

(問)先ほどの夜間の大型車通行無料というのは、対象は全国ということで、1,200億円規模の中で行うのでしょうか。
(答)その中でどこまでできるかということも含めて、現在検討をしています。夜間の高速道路は、割と通行量も昼間と比べると少ないわけですから、その夜間の高速道路の活用方法を検討すべきだろうということで、全面的にするか部分的にするかも含めて検討しています。

(問)鉄道建設機構の剰余金に関してですが、今朝、自民党の新幹線の議連が、その使い道には断固反対するしかないという結論をまとめたそうなのですが、例えば、修正するとか交渉の余地はあるのでしょうか。
(答)自由民主党さんを含めて各党の御意見を頂きながら、私どもとしても、どういう形でその御意見を踏まえてやるかということについては、内容についてもよく受け止めて、対応していきたいと思います。
                                               
 

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