大臣会見

前田大臣会見要旨

2012年4月24日(火) 10:14 ~ 10:20
国土交通省会見室
前田武志 大臣

閣議・閣僚懇

閣議案件についてですが、特に私の方から御報告することはありません。

質疑応答

(問)首都直下型地震に関することですが、この間、東京都の方から新しい想定が出ていましたけれど、国交省の方でも業務継続計画の見直しをされていると思いますが、その検討状況を教えてください。
(答)先般来、東京都の首都直下型の地震が想定される状況とそれに対するいろいろな考え、対応等が発表されているわけです。
ご承知のように国土交通省では平成17年7月の中央防災会議報告に基づき、マグニチュード、この場合では東京湾北部地震の7.3という想定ですが、業務継続計画(BCP)が平成19年6月に策定されているわけですが、その見直しを東日本大震災を踏まえて、現在行っているわけです。
 それから各省横断的に首都直下地震対策局長級会議とういうもので、BCPの検討を政府全体で行っております。
 加えて、これは国土交通省独自に私が指示して直下型地震の切迫性に鑑みて、最悪のケースを想定したときにTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)の活動計画の作成であったり、緊急的に国土交通省が取るべき対策を検討し始めております。
 この三つのレベルの検討結果を一体的に取りまとめて、業務継続計画(BCP)を策定していきたいと考えております。

(問)先日、WTTCグローバルサミットが終わりましたけれど、世界各国からいろいろな方が参加されて、しかも、代表の幹事社が東芝の会長という意味で各産業全部巻き込んだような感じだったように見受けますが、大臣はどういうふうに御覧になりましたでしょうか。
(答)そうですね、あの会議は非常に盛会でした。
私も勿論この会議に初めて出席させていただいたんですが、期待していた以上に大盛会でしたね。
今御指摘の西田会長さん、それから大塚さんですかね、それからこの会自身の主催者側の事務局長といいますか、JTBの田川さん、それぞれ随分としっかり準備もやってくださいました。
東京でやったのは海外から約500人位、それから国内の関係で約700人とか相当盛り上がった会議でした。
特に被災地の仙台で、海外の方々も入ってやっていただいたことで、参加された世界の旅行関係・観光関係の方々が、御夫妻で来ておられる方も多いわけですが、東北が今や皆が頑張って復興の歩みをやっているよと、日本は素晴らしいよということを宣伝してもらえると思いますね。
そういう意味では、MICEという考え方があります。Meeting、Incentive、Convention、Exhibition。
こういった国際的な大きな会議を通じて観光をプロモーションをしていこうという、世界の趨勢ですよね。
シンガポールなんかは格段にこういうもので、今大きく発展している訳です。
そういったMICEそのもの主体である今回の会議が、すなわちMICEの一つのモデルになったのかなと、こういう感じが致しました。

(問)問責の絡みなんですけれども、自民党もちょっと態度を軟化させているような兆しはありますけれども、改めまして大臣の進退の御判断にお変わりはないかということをお聞かせください。
(答)私自身はですね、政治家としての今まで歩いてきた道と、自分の出処進退に対する思いがあるんですね。
そういう意味では一切ぶれておりません。
要するに私自身は、政府・与党を通じて国家国民に差し上げている訳です。
総理から責任をしっかり果たすべきと言われた以上、この責任を果たしていくと、こういうことです。

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