大臣会見

太田大臣会見要旨

2013年2月8日(金) 8:39 ~ 8:45
閣議室前
太田昭宏 大臣

質疑応答

(問)中央自動車道の笹子トンネルの事故から2か月経ちまして、全面開通ということで受け止めをお聞かせください。
それと事故をどういうふうに防いでいくのか、決意をお聞かせください。
(答)笹子トンネルが今日の(午後)4時開通ということになりました。
一つの節目を迎えたと思っています。
なによりも、この開通にあたって被害に遭われた方々に真摯な対応ということを、さらにしっかり続けていってもらいたいということを、中日本高速には申し上げたいと思いますし、原因究明ということについて、これは省をあげてしっかり対応していかなければならないと思います。
他方、全国のトンネルをはじめとする老朽化対策、そして調査・点検、こうしたことについては万事遺漏ないように、更に督促をして行うようにということを指示したいと思います。

(問)昭和56年に変わった耐震基準を満たさない住宅がまだあるかと思いますが、それの改修が進んでいない、特に高齢者の方が住む住宅の改修が進んでいないという現状がありますが、その現状の受け止めと、それに対して国で更に支援などを検討するお考えはありますか。
(答)昭和56年に新耐震基準が出来まして、基準に満たない建物につきましては、耐震診断そして耐震改修を急ぐようにということで努めてきましたけれども、平成20年の時点で8割のところまでいったわけですが、なんとか早く9割というところまで、まずもっていかなければならないと思っています。
今審議をされている補正予算の中に、今までは23%補助ということであったわけなのですが、100万円の耐震改修が掛かる建物の場合23万円が補助ということになっていましたが、この補正予算で更に30万円上乗せするということが決まっております。
補正予算が早期成立をさせて頂くならば、この30万円という非常に大きい、だいたい耐震改修に大体100万円から200万円掛かるという状況ですので、そうした点では30万円上乗せするという措置が早く実行されるということは大変大きいことだと思っておりますし、また税制においてもそうしたことへの控除の拡大をしていくことで、早急に昭和56年以前の建物についての耐震改修工事が進むようにということを願っておりますし、また推進をしたいと思っています。

(問)ボーイング787型機について昨日、米国家運輸安全委員会の委員長がリチウムバッテリーの認証のあり方をもっと考えるべきではないかという発言がありました。
これを受けて、これまでの日本側の認証過程を振り返ってみてもっと関与できることがあったのではないかという点であったり、今後何らかの形で認証方法を変えていく考えなどあれば教えてください。
(答)まさに今、原因究明をしているところですから、それを更に進めることが大事で、そのためにはNTSB(米国家運輸安全委員会)やFAA(米連邦航空局)とよく連携を取って行くことが一番大事なことだと思っています。
今回報道にもありましたように、バッテリーというよりも充電ということなどについて指摘があったということを聞きました。
詳細についてはよく連携を取ってやらなければならないと思っておりますので、今連携を取ったり、あるいは内容の詳細を詰めて、それを事務方から今日の午前中に報告をしたいと思っております。

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