大臣会見

太田大臣会見要旨

2013年4月23日(火) 8:41 ~ 8:47
閣議室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件は特にございません。

質疑応答

(問)ボーイング787型機の件についてお伺いをしたいのですが、先日、全日空、日本航空ともに機体改修には既に着手してます。
また、アメリカの方では、現地時間23日、24日と(NTSB・米国国家運輸安全委員会)公聴会が開かれる予定ですが、国交省としての運航再開に向けて最終的な判断のタイミングについて、現時点での大臣のお考えをお願いします。
(答)FAA(米国連邦航空局)が先週の19日に、ボーイング787型機の是正措置の承認をしました。
航空局としてはFAAと緊密に連携を取っておりまして、これらの結果について特段の問題はないと考えている所です。
FAAは今週アメリカの航空会社に対して、787型機について運航再開を認める耐空性改善命令を発行する予定だと聞いています。
国交省としましても、FAAの耐空性改善命令の発行を踏まえて、米国時間で23日、24日にNTSB(米国国家運輸安全委員会)の公聴会がありますので、この結果を確認しつつ、運航再開の最終判断をする予定ということにしています。

(問)FAAが運航再開を認めても、国交省が(運航再開を)認めないということはありうるのでしょうか。
(答)試験飛行に一緒に乗っていたり調査も一緒にして歩調を合わせてきましたので、先程申し上げましたように改善という措置につきましても、特段の問題はないという判断をしてきましたものですから、これは同時にそうした(運航)再開ということがFAAでできれば、同じ歩調を合わせると、一緒に調査をしてきましたものですからそういうことになります。

(問)川崎重工業と三井造船が経営統合するという大きな話がありますが、国土交通省としては如何でしょうか。
(答)これは、民間のことでもありますが、国際競争力を強化するという観点で行おうとしたことだと思いますが、特段私がコメントすべきものではないと思います。

(問)ボーイング787型機ですが、結局根本的な原因は究明されないままFAAも(是正措置を)承認して大臣も特段問題はないとのお考えのようですが、利用者にとって安全性・安心性というのはこれで確保されたとお考えでしょうか。
(答)安全・安心が確保されるという是正措置が承認されたが故に運航再開ということです。
そこは一番念を入れてきたことです。
全部であらゆる可能性を想定をしまして、そしてその可能性のあるものを全部解決して、約100項目に及ぶものを列挙して、そして80項目に絞り、4つの原因分析ということにそれぞれ80項目を分けまして、80項目一つ一つについて全部措置を取ったということで、原因と思われるもの全てに対して改善措置を取ったということの中での今回の改善措置の承認と運航再開への最終段階での判断ということですから、ここはまさに一番焦点になっておりますのは、安全で安心して頂ける航行ということを確保するということに全力を尽くしてきたという、これが最終段階になったということだと思います。

(問)運航再開のタイミングですが、AD(耐空性改善命令)を見た上でということでしたので、アメリカの運航再開を認めるADと日本の認めるTCD(耐空性改善通報)の時期については多少ずれが出るのでしょうか。
(答)これは、基本的に同じです。

ページの先頭に戻る