大臣会見

太田大臣会見要旨

2014年4月18日(金) 8:45 ~ 8:54
衆議院分館第18委員室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。

質疑応答

(問) 韓国の客船の沈没事故について、未だに200名以上の高校生が救出を待っています。海上保安庁等の支援は何かお考えでしょうか。
(答)まず、この大型旅客船沈没事故でお亡くなりになられた方に心からお悔やみ申し上げたいと思いますし、事故に遭った方にお見舞い申し上げたいと思います。
何よりも救済に全てを集中することが大事だと思います。
海上保安庁としては、韓国側に対しまして直ちに、特に特殊救難隊や潜水士というかなり優れた技術を持った部隊がありますから、協力を申し入れ、また現場の第七管区からもカウンターパートに直接協力の申し出をしているところです。
韓国側からは謝意が表明されましたが、まだ要請はありませんので、要請があれば直ちに動ける体制を今取っているということです。
とにかく全ての方が救済されていくようにということを強く願っておりますので、何でも協力したいと思ってます。


(問)今回の船は、元々日本で運航していた船だという情報がありますが、それについての事実関係と、製造時若しくは輸出時に何か問題があったということはありますでしょうか。
(答)これは日本で1994年に建造され、そして鹿児島~奄美各島~沖縄ということで就航しておりまして、2012年の10月に韓国へ売船されたという状況です。この件は、その間に問題は全く生じなかったということです。
そして、売船された後に手直しをされたということですが、十分そこについては承知しておりませんが、いずれにしても行方不明の方も大勢いらっしゃいますから、そこに全力を挙げるということです。原因究明等についてはその後のことだと思います。

(問)明日(19日)からフリーゲージトレインの走行試験が熊本で始まりますが、実用化に向けて大臣が期待されることを教えて下さい。
(答)平成34年度の開業を目指して動いているということで、いよいよ大事な一歩が踏み出されるという認識をしています。
それで、これはもうフリーゲージトレインで決まっていることなんですが、安全性とそしてスピード、これについては十分もう検証されていることでありますから、問題は耐久性の検証、60万キロメートル走るということで相当時間がかかりますが、走行して検査して、走行して検査してということが繰り返されていきながら、60万キロメートルを走って耐久性の確認をするということでありますので、その大事な一歩が踏み出されるとこのように承知しています。予定通り平成34年度の開業に向けて進んで行くことを大いに期待をしているところです。

(問)関連して、長崎ルートの沿線の自治体などからは全線フル規格化というのが、まだ求める声が根強いのですが、大臣は必要性についてどのようにお考えでしょうか。
(答)これは、地元からその調整が行われて平成34年度の開業ということになりますと、早く開業するためには、このフリーゲージトレインでいくということが決まったのだと思います。
フル(規格)でいくという意見もあった訳ですが、調整の結果、私はそのようになって平成34年度、出来るだけ早くということに向けて動きが開始されているのだと承知しています。


(問)グーグルに空港などの設計図面が流出した問題ですが、発覚から1週間程度経ちましたが現在の調査の進捗状況や再発防止策の検討などはいかがでしょうか。
(答)空港は新千歳と中部で他は(流出は)ありませんでした。
ここはグーグルに渡す場合に、空港側がきちっと図面を精査して渡すということが大事だと思い、またそこで、グーグルとの調整、グーグル側もきちっと約束は守るという両面が大事だと思いますが、まずは各空港、そして鉄道、関係するところに我々としては点検をし、そして具体的に安全ということを中心にして漏洩ということがあってはならないということを指示させて頂いている状況です。
これについては、今そういうことで私はきちっとされていると思います。


(問)国会で携帯電話とスマートフォンの使用について今議論をされていて、解禁すべきではないかということが検討されていますが、大臣等がスマホや携帯電話を持ちながら答弁とかは今後行うかも含めて大臣の御所見をお願いします。
(答)私は個人的には基本的に緊張感を持った論議はそこに集中するということですから、そこに委員会等に参加をしている議員さん全体の問題と、閣僚が答弁をするという時にそれを使うということは別問題ではないのかというふうに思っています。
そういう点ではまずは集中した論議ということが大事です。
そしてそういう中でこれをどう対応するか、そしてまた一方では緊急事態、先ほども地震があったりしました。
そうした瞬間の状況について、見るということが必要な場面もあり得るということで、原則は閣僚はそういうことを当たり前のようにということではないのではないかと、議論の集中ということが大事な上で、緊急の場合は、何が緊急かということもなかなか難しいのですが、先ほど地震があったという場面がもし委員会の中であれば見るということも許して頂くということは、ある意味では大事かなという感もします。
いずれにしましても、答弁をしている閣僚のスマホ等については緊急性と集中して論議を行えるという両方を考えて、国会の中で論議をして頂ければと思っているところです。

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