大臣会見

太田大臣会見要旨

2015年2月17日(火) 9:40 ~ 9:47
閣議室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 閣議案件で、一点ご報告があります。
 本日、住宅取得等に係る給付措置について閣議決定いたしました。
これは、消費税率10%への引上げ時期が平成29年4月1日に変更されることに伴い、住宅取得等に係る給付措置の対象期間を1年半延長したものです。
詳細については、後ほど、事務方にお問い合わせください。
私からは以上です。

質疑応答

(問)昨日、首都高7号線の工事現場で火災が発生し、現場作業員が逃げ遅れ、5名の死傷者が出ています。
これについて大臣のご所感をお願いします。
(答)昨日午前11時頃、江戸川区西小松川町付近において、首都高7号小松川線高架下の鋼橋塗装塗り替え工事現場で火災が発生し、作業員2名がお亡くなりになり、3名が負傷して、7号線が通行止めになりました。
国土交通省としては、この火災発生後、直ちに、首都高速道路株式会社に対して、沿道の安全確保をするように、そして、他の道路管理者も含めて、同種工事での緊急安全点検の実施を指示しました。
また、今般の事故を受け、首都高速道路株式会社に対しては、消防や警察に強力しつつ、速やかに原因究明に協力をしっかりするようにということも併せて指示しました。
今日現場検証が行われるということを聞いているところです。
このことについて私は極めて残念だと思っており、重大な事故であると思っています。
それは、昨年3月に首都高3号線で発生した、塗装塗り替え工事での火災発生事故を受け、直後に再発防止策の徹底を指示しました。
近くにシンナーから電球を発火点とならないように、近くに熱いものを置かないようにということや、あるいは詳細な計画書を出させるなどのことについて、実施をしていたところでございます。
非常に現場で懸命に若い人が働いているというところで死亡事故が再び起きたということを私は残念に思い、非常に重大な事故だと思っておりまして、絶対にこうしたことが二度と無いよう、現在、首都高速では同種工事を今中止をして、原因究明をしているという状況でありますが、私としては本当に、二度とこうしたことが起きないようにと、安全ということに十分留意して工事をしていかなくてはならないと強く思っておりまして、原因究明ということをやって頂くと同時に、その是正策についてもしっかりと監視をしていきたいと思っています。

(問)JR北海道の日高線におきまして、暴風雪によって高波が発生し土砂が流入して、一部区間約50数キロメートルが1ヶ月以上不通になっています。
完全復旧には2、3年かかる見通しで、JR北海道などは国からの支援なども考えているようですが、国交省として何かお考えはありますでしょうか。
(答)1月8日に、厚賀-大狩部間で線路脇の盛土の土砂が、高波によって流出するという被害が発生しました。
これで、鵡川-静内間で現在この鉄道が運休しているという状況です。
復旧方法の調査が現在行われているところで、現時点では復旧の時期や、あるいはその費用等についてはまだ明らかになっていないということです。
これは大事な区間だと私は思っておりまして、調査結果を踏まえまして、必要に応じてどのような支援が可能かということを検討して参りたいと思っています。
この運休区間につきましては、バス代行輸送が行われているということでありますが、公共交通機関としての運送が適切に行われるよう、JR北海道に求めて参りたいと思っているところです。
現在はとにかく、どういう工法でこれを修復したら良いかということが一番大事なところでありますので、その点についてしっかり調査をして頂くようにということを指示をしているところです。
(復旧)期間がどのくらいになるか、ちょっとまだ現時点では分かりません。

ページの先頭に戻る