大臣会見

石井大臣会見要旨

2017年2月21日(火) 9:31 ~ 9:37
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
このほか、私の方から1点御報告がございます。
昨日、ユニバーサルデザイン2020関係閣僚会議が開催されまして、東京オリンピック・パラリンピックに向けて推進すべきバリアフリー施策をとりまとめました「ユニバーサルデザイン2020行動計画」が決定されました。
国土交通省といたしましては、東京大会を契機に高い水準のバリアフリーを実現するために、道路・鉄道駅等のバリアフリー化とともに、交通バリアフリー基準及びガイドライン、建築物に係る設計標準の改正など、ハード面の取組を進めてまいります。
また、心のバリアフリーを推進するために、交通・観光分野における接遇ガイドライン等の策定など、ソフト面の取組も進めてまいります。
更に、施行から10年が経過したバリアフリー法や関連施策のあり方につきまして、その見直しも視野に入れ、末松副大臣をヘッドとする省内のワーキンググループにおきまして、近く立ち上げ予定の外部有識者や障害者団体等による検討会と連携し、本年6月を目途に検討を行うこととしております。
国土交通省といたしましては、これらの取組等を通じまして、東京大会のレガシーとすべく、高齢者・障害者を含む全ての人が住みやすいまちづくりに精力的に取り組んでまいります。
私からは以上であります。

質疑応答

(問)24日からプレミアムフライデーが始まります。
旅行消費の拡大など大臣が御期待されることなど御所感があればお聞かせください。
また、当日省内で何か対応することがありましたら教えてください。
(答)月末の金曜日に早く仕事を終わろうとする取組であるプレミアムフライデーについては、その空いた時間の活用法として、国内旅行や近隣への海外旅行などは1つの選択肢となると考えております。
プレミアムフライデーを控え、旅行業界は宿泊業界などと連携し、国内旅行・海外旅行向けのパッケージ商品の造成や、専用クーポンを発行するなどの取組を行っていると承知しており、旅行需要の拡大につながることを期待しております。
また、国土交通省としても、プレミアムフライデー実施日に、業務に支障のない範囲で、年次休暇の取得やフレックスタイム制の活用などにより本取組に参加するよう職員への周知を図っているほか、実施日の午後3時以降は会議・打ち合わせ等の在庁が必要となる業務を極力控えることとしております。
このほか、プレミアムフライデー当日は、庁内放送により職員に早期退庁を呼びかけることを予定しております。
このような取組を含め、今後ともワークライフバランスの推進に努めていきたいと考えております。

(問)26日に、圏央道の境古河ICとつくば中央IC間が開通しますが、東関東自動車道から東名高速道路までがこれにより結ばれることになります。
大臣のご期待をお聞かせください。
また、当日開かれる予定の開通式へ出席されるかどうか、これについてもお聞かせください。
(答)圏央道の境古河ICとつくば中央IC間について、今月26日に開通することとなり、開通式に私も出席をする予定です。
この開通により、いま御指摘がありましたとおり、東名高速から中央道、関越道、東北道、常磐道、東関東道の6つの高速道路がつながることになります。
この結果、例えば、筑波山、日光・那須、富岡製糸場、川越、湘南海岸などの関東各地の観光地の間のアクセスが向上し、観光周遊の促進が期待されます。
更に、圏央道の沿線に立地する約1600の大型物流施設等において生産性向上が加速するなど、経済成長への効果が期待されます。
また、訪日外国人をはじめ、全ての利用者に分かりやすい道案内を実現する観点から、今回の開通区間において、わが国で初めて高速道路の路線番号が案内されるようになります。
ちなみに、圏央道は「C4」という番号になりますが、今回の開通を契機に、この高速道路ナンバリングによる案内を全国に広げていきます。
引き続き、圏央道の未開通区間の整備を全力で進めてまいります。

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