本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
以上であります。

（問）森友学園の国有地の売却問題についてお尋ねいたします。
一部報道で、値引きの根拠となった地中のゴミについて、報告書が虚偽だったとの業者の証言が報じられています。
この点について、国土交通省として把握されている事実と、改めて大阪航空局の見積りに問題がなかったかどうか、見解をお聞かせください。
（答）御指摘のような報道があったことは承知をしておりますけれども、まさに捜査に関する事項でありますので、現段階では私の方からコメントは控えたいと思います。
また、大阪航空局は、当時検証可能なあらゆる材料を用いて、地下埋設物の算出を行ったと承知をしております。

（問）森友学園の財務省の書類の問題ですけれども、５日に官邸に報告されたということですけれども、詳細な経緯と官邸側の反応、それから財務省の発表が１２日にずれ込んだことに対する所感について教えていただければと思います。
（答）３月５日月曜日に、田端国土交通審議官より杉田官房副長官に対しまして、口頭により、国土交通省に保存されている文書が書き換え前のものである可能性がある旨報告しております。
その際、杉田官房副長官からは、財務省の調査に全面的に協力するよう指示があったところでございます。
また、財務省の報告が１２日にあったことでありますが、書き換えがあった決裁時の文書、貸付決議書でありますけれども、これについては財務省において作成、公開されたものでありまして、また、財務省では、大阪地検による捜査に影響を与えないよう留意しつつ調査が進められておりましたので、国土交通省としては、財務省に対して確認した事実をお伝えしたところであります。
財務省の対応については、コメントは控えたいと思います。

（問）財務省への通知ですが、それについても詳細な経緯、誰がどのように書類とかを通知したのか、また、官邸と財務省どちらが先なのか、官邸に報告して、その後に指示があって財務省に通知したのか教えてください。
（答）財務省に対しては、３月５日の午後、航空局の事務方の職員が、財務省の担当者に書き換えの可能性がある旨を伝えた上で、決議書のコピーを手渡したと聞いております。
それから官邸には３月５日午前中に連絡していたかと思いますが、官邸から財務省に対して連絡するようにとの指示、具体的な指示は聞いておりません。
財務省に対して調査に協力するようにとの指示があったとは承知しております。