大臣会見

石井大臣会見要旨

2019年4月9日(火) 8:48 ~ 8:53
衆議院分館
第18委員室前
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から報告するものはございません。
以上であります。

質疑応答

(問)先日、塚田副大臣が辞任されましたけれども、それに関する受け止めと、また、今後、道路調査費を含む道路事業に関して野党の追及が強まることが予想されますが、それに関して国会審議にどのようなお考えで臨まれるのか、御所見をお聞かせください。
(答)4月5日の記者会見の終了後、塚田前副大臣より私に、「自らの発言により行政に対する信頼を損ない、また、国政に遅滞をもたらすことがあってはならず、辞職したい」旨の申し出がありました。
本人の意思を尊重して、その申し出をお受けいたしました。
後任には牧野副大臣が4月5日に着任しており、新たな体制で、国土交通行政をしっかり進めていきたいと考えております。
国会審議ということでありますが、先日の会見でも申し上げましたように、本件につきましては、忖度とか利益誘導ということはございません。
今後とも、道路行政を含めた国土交通行政全般について、しっかりと公正に行っていきたいと思っております。
その上で、国会で御質問いただけば、丁寧に対応していきたいと考えています。

(問)下関北九州道路についてお聞きします。
2点お願いします。
まず1点目ですが、昨日の衆議院の国土交通委員会の理事懇で、吉田自民党参議院幹事長と塚田元副大臣の面談に関するメールが公表されましたが、この公表された内容が会談の内容全てという理解でよろしいのでしょうか。
あるいは、もっと突っ込んだやりとりがあったのでしょうか。
御認識をお伺いいたします。
(答)道路局長からは、当該議事録に記載されている内容に加えるべき内容はないと聞いております。

(問)もう1点ですが、これは昨日の野党合同ヒアリングですが、以前言われていた海峡横断プロジェクト6つございましたが、そのうち凍結解除されたのが下関北九州道路だけだという点について、合理性を示すような客観的なデータがあるのかどうなのかという議論があったのですけれども、この点どのようにお考えでしょうか。
(答)そもそも明確な違いがあるのは、下関北九州道路については、現在の関門トンネル、関門海峡のバイパス的な機能があるということです。
それに対して他の5つの海峡横断道路というのは全くの新設の道路ということで、性格にそもそも全くの大きな違いがあるということがあろうかと思いますが、データ的に申し上げますと、関門海峡については、関門トンネルと関門橋の2つの道路で連結されていますが、関門トンネルを含む国道2号及び3号については、慢性的な渋滞が発生しています。
例えば、JR門司港・JR小倉駅間の所要時間について、朝夕の混雑時は、渋滞等のない場合と比較して、約2倍かかっております。
更に、関門トンネルは、事故や落下物等によりまして、平均で2日に1回以上の頻度で通行止めが発生しております。
また、平成30年7月豪雨におきましても、関門橋から続く九州側の高速道路が4日間通行止めとなりまして、本州と九州の間の広域的な交通に支障が生じております。
今後、直轄調査を進める過程につきまして、こういった交通課題についても、引き続き、整理していきたいと思っております。

(問)先ほどの公開されたメールの内容ですが、その中で吉田幹事長が、「国土交通省も大変だろうと、総理・副総理の地元でもあるから」というようなことで、婉曲的に圧力をかけたような、そのようなニュアンスもあるのではないかと取る人もいますが、大臣はどうお考えですか。
(答)私は直接その場にいなかったので、私はどのように受け止めたかと答えられる立場にないのですが、道路局長等から聞いた話では、全くそういうことはなかったと聞いています。

(問)雰囲気もそういう雰囲気ではなかったと。
(答)そのように聞いています。

(問)今日の報道各社の報道の中で、紙幣の刷新について報道が出ています。
大臣の現状の受け止めをお聞かせください。
(答)これについては、麻生大臣から改めて発言があろうかと思いますが、新しい令和の時代にふさわしいお札になるのではないかと期待しております。

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