大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2022年7月19日(火) 10:45 ~ 10:49
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

(大臣)本日の閣議案件で、特に私の方から報告するものはありません。

質疑応答

(問)先週、知床沖の観光船事故を受けた全国の旅客船事業者を対象とした緊急安全点検で、162の事業者で不備が見つかりましたが、これについての受け止めと今後の対応をお願いします。
(答)知床遊覧船事故を踏まえ、全国790の旅客船事業者に対し、4月25日から5月31日までの間、海上運送法に定める安全管理規程の遵守状況等を確認する「緊急安全点検」を実施しました。
この結果、162事業者において不備を確認したため、直ちに是正を指示し、一時的に運航を中止している19事業者を除く全ての事業者について、是正されたことを確認しました。
また、航路の一部が携帯電話の通信エリア図でカバーされていない小型旅客船33隻については、全て、航路全体が常時通信可能となるよう、事業者が必要な措置を講じたことを確認しました。
旅客船を運航するに当たっては、安全管理規程を遵守し、しっかり守っていただくことが重要であり、今回の点検において不備が見つかった事業者に対しては、今後も、重点的に監査・確認等を実施し、フォローアップを実施してまいりたいと思っています。
 
(問)先週金曜からの大雨に関してですが、各地で記録的な豪雨となっているようで、これまでの被害状況と国土交通省としてどう対応しているかなどについてお願いします。
(答)動きの遅い低気圧や前線の影響などにより、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となったため、宮城県をはじめ各地で記録的な大雨となりました。
昨日から今朝にかけても、九州北部地方では線状降水帯が発生するなど、大雨となっています。
これまでに判明している被害状況ですが、河川については、宮城県大崎(おおさき)市を流れる鳴瀬(なるせ)(がわ)水系()(ぶた)(がわ)など、県管理河川の6水系19河川で氾濫が確認されています。
また、宮城県などにおいて、計13件の土砂災害の報告があります。
国土交通省では、大雨の降った県や市町村などとホットラインを構築し、被害状況や支援ニーズの把握に努めているところです。
今般、宮城県大崎市からの要請に基づき、崩落した橋の被災状況調査のためテックフォースを大崎市に派遣しています。
引き続き、地域に寄り添いながら、国土交通省の現場力を最大限発揮し、対応を行ってまいりたいと思います。
今後も、西日本から東日本では、20日にかけて大雨となる見込みです。
国民の皆さまにおかれては、地元自治体や気象台から発表される避難情報や気象情報に十分留意していただいて、災害から身を守る行動をとっていただきたいとお願いをする次第です。

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