大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2023年1月27日(金) 9:40 ~ 9:48
衆議院本館 議員食堂
斉藤鉄夫 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

本日の閣議案件で、私から報告することはありません。

質疑応答

JR西日本の列車立ち往生事案について

(記者)

幹事社から2問お願いいたします。
まず、一つ目ですが、大雪の影響で、JR西日本の京都線などで、列車が立ち往生し、長時間車内に乗客が閉じ込められるといった事案が発生しました。
16人が救急搬送されるなど、そういった事態になりましたけども、この事案についてまず受け止めと、国土交通省としての対応をお願いいたします。

(大臣)

24日19時40分頃から、大雪の影響でJR西日本、東海道線において、レールの方向を切り換える装置(分岐器)が故障したことにより、高槻(たかつき)駅~山科(やましな)駅間で最大15本の列車が駅間において停車する事態が発生しました。
このため、長時間にわたって多数の乗客が混雑した車内に留め置かれ、体調不良の方が出るなど利用者に多大な迷惑をおかけしたことは誠に遺憾です。
今回の事案を受け、一昨日(25日)、 近畿運輸局からJR西日本に対して、今回発生した事案を検証し、原因を究明するとともに、再発防止に必要な措置を講じること、講じた措置については速やかに報告することを指示しました。
また、同日、全国の地方運輸局を通じて各鉄軌道事業者に対し、当該事案の概要を共有し、同様の事態の再発防止に向けた注意喚起を行ったところです。
国土交通省としては、今後、JR西日本の報告を踏まえて、必要な対策を講じるとともに、大雪時における同様の事態の再発防止に努めてまいります。

中部地方整備局の元職員逮捕について

(記者)

愛知県の中部空港沖の埋め立て工事を巡る官製談合事件で、国土交通省名古屋港事務所の元所長が入札情報を漏らしたとして逮捕されました。
この事案に関する大臣の受け止めと国の対応をお願いいたします。

(大臣)

今般、中部地方整備局の元職員が逮捕されたことは誠に遺憾です。
国土交通省としては、まずは、愛知県警察の捜査に全面的に協力するとともに、事実関係に基づいて、厳正かつ適正に対処してまいります。
今回の事案を受け、中部地方整備局に対して、事実関係の把握及び原因究明と、これを踏まえた再発防止策の検討・実施をするため、中部地方整備局に外部有識者からなる第三者委員会を早急に設置することを指示し、現在、中部地方整備局において、人選を進めています。
また、全国の地方整備局等に対して、改めて、一層の綱紀粛正、コンプライアンスの保持を徹底するよう、指示したところです。
 

JR西日本の対応について

(記者)

JR西日本の立ち往生事案ですが、具体的にどういった対応が問題だということで指導されたのでしょうか。

(大臣)

具体的には、今回発生した事案を検証し、原因を究明するとともに、再発防止に必要な措置を講じること。
こうした措置については速やかに報告することを指示しました。

(記者)

具体的にJR西日本のどういった対応が問題だったとお考えなのでしょうか。

(大臣)

今、どういった事案が問題であったかということも含めて事案を検証し、原因を究明することを指示したところです。

第三者委員会における検証方法について(中部地方整備局事案)

(記者)

先ほどの談合事件の関係なのですけれども、第三者委員会の設置を指示されたということなのですが、ただこれ、今回関わっていた方、OBということになるともう辞められていると思うのですけれども、第三者委員会を設置して一体、現役の職員の方々の例えば調査とかをする想定でいらっしゃるのでしょうか。

(大臣)

今回の第三者委員会は日弁連のガイドラインに基づいて設置すると考えています。
その第三者委員会でどのような検証をされるのか、それは第三者委員会にお任せしたいと思います。

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