(記者)
夏に向けて策定中の国土形成計画と国土強靭化基本計画についてお伺いします。
この二つの計画の素案など見てみますと、両者を連携していくというような記載がありますが、その狙いと、それによって具体的にどのような施策につなげていくお考えかをお聞かせください。
(大臣)
本年夏に策定予定の新たな国土形成計画と国土強靱化基本計画については、総理から、二つの計画を一体として策定するよう御指示があったところです。
昨年10月に総理から御指示がありました。
新たな国土形成計画の素案では、目指す国土の姿として、「新時代に地域力をつなぐ国土」を掲げ、その基本的方向性の一つとして、「安全・安心な国土づくり」を位置づけています。
今回の計画の策定に当たっては、安全・安心な国土づくりに向けて、国土形成計画と国土強靱化基本計画を車の両輪として、二つの計画に記載された施策を一体として取り組んでいきたいと考えています。
具体的には、二つの計画に基づいて、大きく3点。
1点目が、多重性・代替性の確保等を図る質の高い交通ネットワーク等の強化です。
2点目が、流域治水の取組みや、災害リスクを踏まえた、より安全な地域への居住誘導の推進。
それから3点目がインフラ老朽化に向けた予防保全型インフラメンテナンスへの本格転換。
主にこの3点ですが、これらの施策について、関係府省と連携し、国民の命と暮らしを守る施策として、取組みを強化していきたいと考えています。