大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2023年6月6日(火) 9:31 ~ 9:35
国土交通省大臣会見室
斉藤鉄夫 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

今日の閣議は、かりゆし閣議ということで、そのままかりゆしで、この場に臨ませていただきました。
本日の閣議案件で、特に私の方から報告するものはありません。

質疑応答

台風第2号及び前線の活発化に伴う大雨の被害状況と国土交通省の対応について

(記者)

先週2日から、各地で線状降水帯による記録的な大雨となりました。
国土交通省として把握している被害状況ですとか、国土交通省の対応についてお聞かせください。

(大臣)

まず、今般の豪雨により、お亡くなりになられた方々とその御家族に対し、心よりお悔やみ申し上げます。
また、被災された方々に心から御見舞いを申し上げます。
台風第2号及び前線の活発化により、線状降水帯が複数の県で発生するなど、西日本から東日本の太平洋側を中心に記録的な大雨となりました。
これまでに判明している被害状況ですが、浸水被害については、奈良県内の大和(やまと)(がわ)や静岡県内の敷地(しきじ)(がわ)など、27水系40河川で氾濫が確認されています。また、茨城県取手市(とりでし)や埼玉県越谷市(こしがやし)、愛知県豊川市(とよかわし)などでも広範囲にわたる浸水が確認されています。土砂災害については、静岡県浜松市(はままつし)で人的被害が発生するなど、102件の土砂災害の報告がありました。
道路については、高速道路及び直轄国道で45路線194区間の通行止めが発生しました。
このうち、東京都町田(まちだ)()の国道16号において、法面崩壊により一時全線通行止めでしたが、応急工事を進め、現在、通行止めは解除されています。
その他自治体が管理する道路においても、土砂崩れや路面冠水により、通行止めや集落の孤立が継続しています。孤立の早期解消や道路の早期復旧を支援してまいります。
鉄道については、東海道新幹線など、32事業者109路線で運転見合わせが発生し、現在も土砂流入や冠水等の施設被害により、3事業者3路線で運転見合わせとなっています。
引き続き、事業者と連携し、早期復旧や代替交通手段の確保に努めてまいります。
国土交通省では、国民へ直接呼びかけを行う観点から、2日(金)に、大阪管区気象台と近畿地方整備局が共同記者会見を実施するとともに、55のダムで事前放流を実施するなどの迅速な対応にあたりました。
また、防災ヘリコプターによる上空からの調査を行うとともに、自治体にTEC(テック)FORCE(フォース)や、排水ポンプ車などの災害対策車両を派遣し、被害の全容把握と被災自治体の支援にあたっています。
国土交通省としては、引き続き、被災地の早期復旧・復興に向け、地域に寄り添いながら、現場力を最大限発揮し、全力で対応してまいりたいと思っています。

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