法制審議会区分所有法制部会におけるマンション建替えに必要な同意要件緩和案について
(記者)
法制審議会の部会で老朽化したマンションの建替えに向けた所有者の同意が4分の3以上であれば可能にすることなどの案が示されました。
これに対する大臣の受け止めや、この内容を受けて国土交通省として老朽化したマンションの対応をいかに進めていくかお考えをお聞かせください。
(大臣)
老朽化したマンションが増加する中、建替えの円滑化を図ることは重要な課題です。
今回、法制審議会区分所有法制部会から示された、区分所有法におけるマンションの建替えに必要な同意要件を緩和する案については、国土交通省としても、マンションの建替え円滑化に資するものとして期待しているところです。
マンションの建替え円滑化に向けては、建替えの事業性向上や合意形成などに関する環境整備も併せて必要であり、国土交通省においても、本年8月の「今後のマンション政策のあり方に関する検討会」のとりまとめに基づき、検討を進めているところです。
今後とも、区分所有法の改正についての検討状況を踏まえつつ、法務省とも連携して、必要な制度の見直しについて検討を進めていきたいと思っています。