大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2024年2月22日(木) 8:47 ~ 8:52
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣から)豊田自動織機の不正事案に関する国土交通省の対応について

(大臣)

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。
このほか、私から1点報告があります。
豊田自動織機の不正事案に関する国土交通省の対応についてです。
国土交通省では、先月30日以降、豊田自動織機及び同社から自動車用エンジンの供給を受けているトヨタ自動車及び日野自動車に対する立入検査を行い、事実関係の確認を進めてきました。
この結果を踏まえ、国土交通省としては、本日、特に悪質な不正行為が行われたと認められる3機種の産業機械用エンジンの型式指定の取消しに向け、関係法令の規定に基づく手続きを開始します。
豊田自動織機に対し、二度とこうした不正行為を起こさない体制をつくるための抜本的な改革を促すべく、道路運送車両法の規定に基づく是正命令を発出することとします。
本日、午前中、物流・自動車局長から、豊田自動織機の伊藤(いとう)代表取締役社長に是正命令書を手交する予定です。
後ほど資料を配付いたします。詳細は事務方にお問い合わせください。
私からは以上です。

質疑応答

能登半島地震の2次避難への対応と北陸応援割の開始に向けた具体的対応について

(記者)

能登半島地震の二次避難についてお伺いします。
これまで宿泊施設を「2月末までに最大2万5000人分確保した」ということで公表済みですが、その時期以降の提供の状況ですとか、今後の二次避難への対応方針をお聞かせください。
もう一つ、その二次避難のあり方は北陸応援割の宿泊施設との兼ね合いで開始時期とも絡んでくると思うのですけれど、これまで「避難に支障が出ないよう柔軟に対応する」ということで、大臣おっしゃっていますが、国土交通省としては具体的にはどのような対応があるのかも併せてお願いします。

(大臣)

前段の御質問ですが、国土交通省では、二次避難者の受入可能な宿泊施設として、2月末までの間で最大2万5000人分確保し、石川県に情報を提供してきたところです。
これを受け、石川県において、被災者の方々の御意向も踏まえつつ二次避難を進めており、2月20日時点で、約5000人の被災者を宿泊施設で受入れているところです。
石川県においては、3月以降も、必要な二次避難先の確保に取り組むこととしており、宿泊施設に対して、二次避難者の受入期間の延長を要請していると承知しています。
併せて、二次避難者を対象とした説明会を開催し、今後の生活再建に向けた仮設住宅の着工状況や応急的な住まいの確保などについて、必要な情報提供を行っていると承知しています。
国土交通省としては、引き続き、旅館・ホテル等の二次避難先の確保に加え、応急的な住まいの確保に向けて、公営住宅や民間賃貸住宅等の空室の提供、仮設住宅の建設など、関係機関と連携しながら、県の取組を支援していきたいと思っています。
後段の北陸応援割との関係ですが、北陸応援割の実施に際しては、二次避難先として利用されている宿泊施設があるなど地域の実情をよく考慮し、開始時期についても柔軟に判断すべきものと考えています。具体的には、地域の状況を踏まえて県が開始時期を判断した場合には、それを尊重したいと考えています。
併せて、国土交通省として、北陸応援割に参加する宿泊施設に対して、実施前も含め、二次避難への協力を呼びかけていきたいと思っています。

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