2026年7月17日(金) 9:44 ~ 9:50
国土交通省会見室
金子恭之 大臣
(大臣)
本日の閣議案件で、私から1点報告があります。
本日の閣議で「令和8年版国土交通白書」を配布しました。
「令和8年版国土交通白書」では、「経済成長を牽引するハード・ソフトのインフラ」をテーマとして取り上げました。
国土交通分野のインフラ全般を俯瞰し、更なる経済成長を実現する観点から、行政や民間における生産性の向上に関する様々な取組を取り上げ、インフラと経済社会の課題が同時解決されるような、豊かな未来を展望しています。
詳細は事務方にお問い合わせください。
私からは以上です。
(記者)
北陸新幹線の延伸ルートについて、桂川案が「今後着工5条件の充足を図るルート」として与党整備委員会でとりまとめられました。
これについて、まず大臣の受止めを伺います。
あわせて、地元において、地下水や文化財・歴史的建造物への影響などの課題も一方で懸念もあるかと思います。
今後、着工5条件を実際に満たしていくために、地元の理解も得てどのように進めていくのか国土交通省としての対応を伺います。
また、与党整備委員会では、令和9年度概算要求への反映も求めていますが、早ければ来年度の着工も目指すのか、その場合想定される延伸開業の時期ですが、2050年代前半を見据えているのか、このあたりの時期についても伺います。
(大臣)
北陸新幹線(敦賀-新大阪間)については、与党の「北陸新幹線敦賀・新大阪間整備委員会」でルート再検証の議論が進められてきましたが、15日に開催された委員会において、小浜-京都ルートの桂川案を着工5条件の充足を図るルート案として提示することとする等のとりまとめが行われたと承知しています。
国土交通省としては、与党とも相談しながら、京都府や京都市などの関係自治体の事情も踏まえつつ、環境影響評価手続きを進めるとともに、令和9年度予算編成過程において、着工5条件に関する検討を深め、速やかな着工につなげてまいりたいと考えています。
今後とも、北陸新幹線の一日も早い全線開業に向けて、国土交通省が、鉄道・運輸機構とともに、地元との調整も含め、丁寧かつ着実に取り組んでまいります。
工期の精査も含めて、これから着工に向けた検討を深めていくことになります。
今後とも、北陸新幹線の一日も早い全線開業に向けて、鉄道・運輸機構とともに、先程申し上げたように、国土交通省が、丁寧かつ着実に取り組み、速やかな着工につなげてまいりたいと考えています。
(記者)
球磨川支流の川辺川の流水型ダム建設事業について、15日に土地収用法に基づく事業認定がされましたが、手続きは保留されています。
数件残っている未取得用地を含め、今後、どのように事業を進めていかれるのでしょうか。
あわせて、水没予定地がある五木村と建設地の相良村以外での説明会を求める声もありますが、説明会開催の予定など、今後の対応をお伺いします。
(大臣)
川辺川ダムは、令和2年7月豪雨災害後の治水対策として、国・熊本県・流域市町村が一体となって進めている「球磨川水系流域治水対策プロジェクト」の根幹をなす事業です。
事業の実施に必要な用地の取得については、所有者の所在が分からない土地など、取得が困難な箇所もあることから、昨年5月に土地収用法に基づく事業認定を申請しました。
この度、事業認定がなされましたが、当面は裁決手続への移行を保留し、引き続き、土地所有者の皆さま等に丁寧な説明を行うなど、任意交渉による解決を基本として、最大限努力しながら、事業を進めてまいります。
また、流域での説明会についてお尋ねがありました。
これまでも、川辺川ダムを含む「球磨川水系流域治水プロジェクト」の策定時や河川整備計画の検討時、環境影響評価の手続きなど、事業の節目で流域住民の方々に丁寧な説明を行いつつ、事業を進めてまいりました。
今後も、この方針を堅持し、事業認定前と同様に、事業再評価などを適切に実施するとともに、熊本県や流域市町村と連携しつつ、様々な機会を捉えてダムの効果等を説明するなど、地元住民の方々に丁寧に対応してまいります。
引き続き、令和9年度の本体基礎掘削工事着手、そして令和17年度の完成に向け、着実に事業を進めてまいります。