副大臣・大臣政務官会見

池口副大臣会見要旨

2011年2月7日(月) 18:30 ~ 18:43
国土交通省会見室
池口修次 副大臣 

質疑応答

本日の政務三役会議の概要について報告をいたします。
今日は、まず高速道路無料化社会実験の平成23年度実験計画について政務三役として審議を行い、その基本的な内容について了承をしました。
今後与党手続き等を経て、今週9日の水曜日に発表を目指したいと思っております。
また、衆議院調査局から依頼のあった「最近の天下り・渡りの実態に関する予備的調査」の調査結果を提出をすることについて了承をいたしました。
それから、今国会における国土交通行政に関する大臣所信等について意見交換を行いました。
以上が本日の政務三役会議の概要でございます。
 
(問)先ほど、千葉県の森田知事が、アクアラインについて副大臣とお話をされたと思うのですが、改めて副大臣の方からどのようなお話をされたのかお願いします。
(答)アクアラインの料金をどうするのかということについて、現在は800円でやっているわけですけれども、交通量も1.6倍等に増えており、利用者からは歓迎をされている制度なので、従来通り、県と国が負担をすることによって、利用者の利便を継続するということが良いのではないかということで提案をしました。
知事の方も持ち帰って検討をいたしますということで、しかるべきときに、千葉県としての検討結果が連絡があると思いますから、それも踏まえて、最終的に料金等をどうするのかということを国土交通省として決めたいというように思っております。

(問)森田知事は社会実験として3年継続するというお話があったということと、国と地方の負担に関しては今回言及がなかったということですが、国交省としては、3年というのはどういうことで3年と区切ったのでしょうか。
(答)他の割引も今検証をしていますが、いろいろ高速道路会社等にあります財源等を工面をする中で、3年程度の割引、利便増進の計画を提示できると思っておりますので、それに合わせてアクアラインについても3年程度を決定したいと思っております。

(問)今のお話の中で、アクアラインの財源を工面できるというようなお話がありましたけれども、新たに工面できる財源の根拠というのは何になるのでしょうか。
(答)アクアラインについては財源が工面できるということではなくて、他の料金割引について3年程度継続できるように今作業中でございます。
アクアラインだけ2年とかそういうことではないように、3年くらいの計画を他の料金割引と同じように国土交通省としては考えたいと思っておりますので、知事にはそういう話をしたということです。

(問)今日の政務三役会議の中で高速道路の社会実験の結論が一定程度出たようですけれども、今日の段階で新しく追加するところとか止めるところとかその辺の具体的な案のところまで了承ができたということでしょうか。
(答)政務三役としては説明をして、確認をしたということです。

(問)9日に発表するという高速道路の料金の中には、利便の2兆円である割引については入ってこないということでよろしいでしょうか。
(答)できれば同時に公表したかったのですが、実は利便増進の詰めがまだ完全にできていません。
一部地方との調整があり、それができていないということなので9日には発表できないという状況です。
ただ、大臣の会見等で、無料化区間については2月上旬に発表しますという御約束をしていましたので、我々は上旬に発表できるように作業を進めてきて、現段階で言うと、それができる状況になったということです。
無料化区間についても、今の無料化区間をどうするかというのは、地方の皆さんの意見も聴取をしないと、勝手に我々が決めるわけにはいきませんので、そういう作業等を今までずっとしてきまして、結果的に、9日には発表できる準備ができたということで理解をしていただければと思います。

(問)本四高速のことでお伺いしたいのですが、一部報道で、平日普通車500円上乗せということで関係自治体が合意したということがありますが、今状況がどうなっているかということと、これが1年間の時限措置で、平成24年度以降はまだ未定であると、出資金の取扱いについても今回は決着をみていないというようなことになっているとは思うのですが、今後、国土交通省としてその部分はどういうふうに調整されていく御予定なのでしょうか。
(答)本四の料金を決定するに当たっては、ある意味、総合的に決めていかなければいけないというふうに我々は思っております。
第1回目の調整会議の中で、大きく私の理解で言うと2点だったと思います。
料金については、本四だけ特別ということではなくて、NEXCOと同じように全国一律料金制度を目指すべきというのと、端的に言えば、今回もそうしてほしいということが一つ、それは1月14日に言ったことです。
それと、出資についても、今までの経過はあるのですが、いつまで出資をするんだということの2点あったというふうに思っております。
そういう中で、1月31日に2回目を開催したときに、我々の方で、料金については平日の乗り継ぎ料金を、従来は2,000円プラス1,000円ということで、乗り継ぎ料金3,000円という提案をしてましたが、意見を踏まえまして、そこの部分は、更に利便を500円増やしましょうということですが、これはある意味、前提条件がある話ですので、個別にそこだけ合意したとかという話は今のところありません。
2回目では合意はできなかったということですが、引き続き合意に向けて検討していきましょうという話になっておりますので、1年になるかどうかということも含めてそれぞれの県の意向を聞いている最中ですから、今質問があった内容で合意がされたという事実は今のところありません。

(問)今後はどのような御予定で話を進めていくのでしょうか。
(答)どこかでタイミングをもって合意を目指すべきだというふうには思っています。

(問)近々、会合を開く予定は。
(答)今、事務方の方でやっていますので、具体的な日程は私自身は聞いておりません。
早くできるものであれば、早くした方が良いと。
我々は、本四についても4月からスタートしたいというのは今も変わっていませんから、できるだけ早くということで指示はしています。

(問)首都高と阪高の件なのですが、首都高の方で現行の事業者を対象としたいわゆる車両単位割引を引き上げる、大口事業者への割引を拡大するというという案が挙がっているということを聞いているのですが、首都高と阪高についてはどうなっているのでしょうか。
(答)首都高、阪高も個別に話をしておりますので、まだ具体的にどうこうと言える段階ではありません。
今の話は、正式には何も聞いておりません。
いろいろ調整の中で出ている話ではないかと理解をしています。

(問)仮にそういったものを導入するとしたら、首都高と阪高はある程度同じ枠組みでやっていくということになるのでしょうか。
(答)正式には聞いていないのですが、今回、我々が提案をしている500円から900円への増にしますと、首都高を通過して行く利用者で言うと、どうも8割程度は値上げになるという話があるのは事実です。
そういう声は聞いています。

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