平成21年10月6日
1.航空機の安全監督の責任は、第一義的には各航空機の登録された国の航空当局が責任を負いますが、国際民間航空条約上、外国航空機が乗り入れる相手国においても、自国の空港に駐機中の外国航空機に対する立入検査(ランプインスペクション)を実施する権利が認められており、我が国を含めた多くの国で実施されています。ランプインスペクションでは、航空機及び乗員の証明書、航空機の外観等について検査が行われます。
2.FAAは、米国におけるランプインスペクションの結果をデータベース管理するとともに、各国が実施したランプインスペクション情報を交換・共有するランプインスペクション情報交換(IASDEX)プログラムを有しており、これまでカナダ、オーストラリア等が参加しています。
注)IASDEXプログラム:International Aviation Safety Data Exchange Program
3.今般、我が国のIASDEXプログラムへの参加について、FAAと合意したため、下記のとおり、日米の航空当局者により、IASDEXプログラムに係る合意文書に署名を行います。
4.IASDEXプログラムへの参加により、当該プログラムの参加国が実施したランプインスペクションに関する情報を入手することができ、我が国におけるランプインスペクションの効果的・効率的な実施等に活用することが可能となることが期待されます。
記
1.日 時: 平成21年10月13日(火) 17:15~17:25
2.場 所: ANAゲート・タワーホテル大阪54Fオリオン
3.署名者: 島村航空局技術部運航課長-アレン米国連邦航空局運航課長