報道・広報

航空重大インシデント調査報告書に対する航空局の措置について

平成20年6月27日

 本日、航空・鉄道事故調査委員会は、平成18年7月5日にエアーニッポン機(福岡発→成田行:ボーイング式737-500型)において発生した機内の気圧低下に関する調査報告書を公表しましたが、同報告書の公表を受け、航空局は以下の措置を講じましたのでお知らせいたします。

 

(1)エンジン洗浄作業により空調系統に浸入した洗浄液が乾燥し、空調系統の正常作動を阻害したことが原因とされたことを受け、

[1] 同系列型機を運航する航空会社に対し、エンジン洗浄を実施又は委託する場合には、エンジン及び関連系統内の洗浄液の除去に万全を期す等の再発防止策の徹底について注意喚起

[2] 航空機・エンジンの製造国政府である米国連邦航空局に対し、本件事案の情報を提供するとともに、必要な対策の検討を要請

 

(2)海外整備委託先が委託元であるエアーニッポンの作業指示(真水での洗浄)と異なる手順(洗浄液での洗浄)により作業を行っていたことが判明したことなどを受け、エアーニッポンに対し委託先の管理の徹底を指導

お問い合わせ先

国土交通省航空局技術部航空機安全課 
TEL:(03)5253-8111 (内線50232)

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