平成22年12月17日
この度、国土交通省では、インド国ニューデリーにおいて、インド政府都市開発省とともに、「都市開発に関する日印交流会議」の一環として、「インド都市交通セミナー」を下記のとおり開催致しました。
本セミナーにおいては、インド政府ならびに民間企業の高い関心のもと、活発な議論が行われるとともに、我が国が有する優れた都市交通システムへの理解を深めることができました。本セミナーの成果を踏まえ、インドの都市交通分野に対する支援・協力を一層推進していきます。
1.日程 : 2010年12月4日(土)
2.場所 : インド国ニューデリー(グランドホテル)
3.主催 : 国土交通省、インド政府都市開発省、(独)日本貿易振興機構(JETRO)、
(社)日本モノレール協会、(社)日本交通計画協会
4.プログラム :
(1)主催者挨拶 国土交通省、インド政府都市開発省、(独)日本貿易振興機構(JETRO)
(2)講演
「アジアのメガシティにおけるTOD(公共交通指向型開発)について」(筑波大学 谷口教授)
「日本の都市交通システムについて」(国土交通省都市・地域整備局)
「日本のモノレール技術について」((社)日本モノレール協会)
「東京都の公共交通システムについて」(東京都)
「広島市の新交通システムについて」(広島市)
「東京モノレールについて」(東京モノレール(株))
(3)出展
会場において、我が国の都市交通システムに関するパネル展示やビデオ上映、各種パンフレットの配布等を実施。
5.結果概要 :
本セミナーには、インド政府都市開発省のほか、カルナタカ州、ケラーラ州、グジャラート州等の大都市圏を有する州政府、ムンバイ市、ルディヤーナー市、ボパール市等の行政機関の都市交通関係者並びに民間企業、研究者等、全体で約80名の参加者が集まり、好評を博しました。
セミナーでは、我が国からのプレゼンテーションに対し、参加者から、我が国における都市交通システムの計画、建設・維持管理技術、運営形態等の幅広い分野にわたり活発な質疑があり、我が国のモノレール技術の優位性や、大都市における軌道系公共交通システム整備の重要性等についての理解を深めることができました。また、インド政府都市開発省からは、本セミナーを歓迎するとともに、このようなセミナーの定期開催を日本側に求める旨の発言がされるなど、インド側の高い関心を一層引き出すことができました。