平成24年6月1日

 　フランス国民の寄付により、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市において建設が進められていたコミュニティハウス（平成23年12月27日付け報道発表資料）が完成し、今般、石巻市へ寄贈されるに当たり、引渡式及び植樹式が実施されることとなりましたので、お知らせします。

　このプロジェクトは、在日のフランス人建築家リシャール・ブリア氏が企画し、日仏に拠点のある一般財団法人（「フェール城桜協会」）がフランス国民から募った寄付金等をもとに建設し寄贈するもので、フランス政府などが支援してきたものです。また、登米町森林組合など国内事業者も資材の提供等の協力を行っています。
　この施設は、復興の拠点となる施設として、フランスを始めとする各国の人々との幅広い世代の文化交流の場となることが期待され、また、省エネの工夫を凝らしたＥＣＯコミュニティハウスとして、「ゼロエネルギー」「エナジーポジティブ」といった視点で優れたエネルギー性能を持つ次世代の建築スタイルを導入しています。
　国土交通省としては、寄付を頂いたフランスの国民の皆様、資材提供を頂いた国内事業者の皆様等関係者に対しまして、心からの感謝の意を表するとともに、復興のさきがけとして地域に根ざして利用されることを期待する次第です。
　なお、式典（引渡式および植樹式）〔担当：石巻市企画部市民協働推進課〕並びに施設の概要については、別添資料をご確認ください。