報道・広報

免震材料の不正事案に係る建築物の構造安全性の検証に関する東洋ゴム工業(株)による報告について

平成27年3月31日

1.概 要
  国土交通省では、平成27年3月13日(金)、東洋ゴム工業(株)に対して、免震材料の不正
 事案に係る55棟の建築物について、速やかに構造安全性の検証を実施し、国土交通省に
 報告するよう指示していたところです。
  3月25日(水)の報告に続き、3月30日(月)、同社より、「55棟全ての建築物について、
 震度6強から震度7程度の地震に対して倒壊するおそれはない」との報告がありました(別添
 1参照)。
  国土交通省では、この報告内容について第三者機関に評価を行わせた結果、次のような見解
 を得るとともに、これを踏まえて同社に対して次のとおり指示しましたので、お知らせいたします。

2.国土交通省の見解
 ○ 国土交通省においては、3月17日(火)に同社に対して実施した立入調査の際に入手した
  資料をもとに、今回の構造安全性の検証に用いられた免震材料のデータについて、不正な操
  作が行われていないものであることを確認しました。
 ○ その上で、国土交通省から、第三者機関(一般財団法人日本建築センター及び日本ERI
  株式会社)に対して、東洋ゴム工業(株)から報告を受けた構造安全性の検証の結果につい
  て評価を依頼しました。
 ○ 以上の精査をしたところ、一部修正を要するものがあり、東洋ゴム工業(株)に対して指
  摘をいたしましたが(別添2)、構造安全性の検証の各過程において不適切な処理は見当たら
  ず、55棟全ての建築物について、震度6強から7程度の地震に対して倒壊するおそれはない
  ことを確認しました。

3.国土交通省からの指示事項
 [1] 55棟全ての建築物の所有者に対して、今回の検証結果を早急に説明すること。
 [2] 55棟以外にも不正な免震材料を用いた疑いがある建築物について、至急全容を解明し、事
  実関係を国土交通省に報告すること。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:264KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省住宅局建築指導課 
TEL:(03)5253-8111 (内線39-537)

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